【廟口紅茶】パイプの中を紅茶が通る花蓮の老舗に行って来ました

花蓮市中心部の繁華街、成功街と仁愛街の交差点に「花蓮城隍廟」という廟があります。1934年に建立されたという花蓮で最も古い廟として知られています。この「花蓮城隍廟」の目の前で紅茶を売るお店が花蓮でも特に人気のある有名店。店名も分かりやすく「廟口紅茶」といいます。50年以上続く老舗であったり、紅茶を提供する仕組みが独特であったりということで観光客も多くやって来るのです。というわけで今回はその「廟口紅茶」を紹介したいと思います。

廟口紅茶

花蓮最古の廟の目の前で朝ごはん

成功街と仁愛街の交差点にあるこちらが花蓮最古の廟として知られる「花蓮城隍廟」。屋根の装飾が見事です。なかなか立派な廟ですねー。

その「花蓮城隍廟」の向かいにあるのが「廟口紅茶」。店名がこの状況をよく表してますよね。そしてこちらも50年以上の歴史をもつ花蓮の老舗です。建物もなかなか味がありますねー。

店名が「廟口紅茶」ということなんで当然紅茶が主力の商品なのですが他にもトースト、サンドイッチ、蛋餅などのフードメニューがあって朝食、昼食、夕食、さらにはおやつや夜食など時間を問わず人気があります。この日は朝ごはんを、ということで早朝にやって来ました。

だいたいこういう古いお店はカウンターごしやキッチンで口頭で注文するのですが、珍しく「點餐區」という注文用のカウンターがあります。カウンターで注文しようとしたら「こっちこっち」と呼ばれましたよ。

メニューの一覧もあるので分かりやすいですね。メニューは台湾ならどこの町にもある早餐店に似てますがちょっと変わったものでは「西點」というもの。味が原味、草莓、咖啡と3種類ありますが、これ甘い系の食べ物ですね。

飲み物は大、中のサイズがありますが大はなんと700ml。中でも500mlあります。

これが西點。なんだかクッキーみたいなかんじですね。

他にもサンドイッチやホットドッグのようなパンも見られます。チマキモあるみたいですね。なかなか幅広い。

注文~清算を終えたら明細を貰います。明細には取餐號という番号が書かれていて番号が呼ばれたら「取餐區」に注文したものを取りに行きます。

こちらが「取餐區」。「紅茶」「杏仁」などと書かれたパイプがありますが、これが廟口紅茶の最大の特徴。

この中を紅茶や杏仁茶などが通っていて2階から降りてきてるのです。中でちゃんと冷やされてるのでしっかり冷たくなってますよ。

席は店頭に用意されています。ここたぶん壁がないだけで「店内」になるんだと思うんですけど、台湾によくあるビルの1階の通路スペースみたいな感じもあってちょっと変わった雰囲気です。

マカロン?いやダックワーズ?

朝ごはんなのでサンドイッチか蛋餅にしようかなー、と思ったのですがちょっと西點が気になったので注文してみました。全部の味を食べてみたかったので3種類いただきます。飲み物はやっぱり紅茶を、ということで中サイズを注文。

冰紅茶・中25)、西點原味:16、草莓:16、咖啡:18元

台湾の昔ながらの紅茶、ということで甘いのを想像してたんですが、おもっとほど甘くなくてちょっと苦味がありましたね。ちょっと意外。どっちかというと他の一般的な朝ごはん屋さんの紅茶の方が好きかな~。

さて、西點ですが台湾の人曰く「台式馬卡龍(台湾風マカロン)」なんだそうです。台式馬卡龍(台湾風マカロン)っていうと形は一般的なマカロンと同じででまん丸なんですが「廟口紅茶」のは御覧のように細長い形をしてます。

食べた感じはマカロンみたいにサクサクではなくてフワッとした食感です。マカロンというよりダックワーズの方が近い印象ですね。中にはクリームが入っててなんだかちょっと懐かしい味。レトロなおやつといった感じです。

何か特別に「ウマい!」というわけではないのですが目の前が廟だったり、紅茶がパイプの中を通ってたり、味のある建物だったりと、そういったポイントが人気があるんでしょうね。値段も安いし、老舗のレトロな雰囲気を楽しむというのも込みで行ってみるのもよいかと思います。

店舗情報

住所 花蓮縣花蓮市成功街218號
営業時間 6:00~23:00
休日
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