かき氷は日本にも台湾にも昔からあるスイーツですが、最大の違いはトッピング。台湾のかき氷はとにかくトッピングのバリエーションが豊富。シロップやフルーツだけでなく、珍珠(タピオカ)、湯圓(白玉)、芋圓(タロイモ団子)、地瓜圓(サツマイモ旦団子)、さらには花生(ピーナッツ)、緑豆、プリンなど日本ではちょっと考えられないものがトッピングに使われています。というわけで今回はちょっと変わったトッピングのかき氷が人気のお店「楊記花生玉米冰」を紹介したいと思います。
楊記花生玉米冰
創業約70年の老舗スイーツ店
楊記花生玉米冰はMRT西門駅からやや北側の漢口街沿いにある昔ながらのスイーツのお店。日本のメディアでもよく取り上げられているお店なので知っている人も多いと思います。
1950年に開業したということなのでもうそろそろ創業70年にもなろうかという老舗なのです。
お店は建物の左側がカウンター。右側が客席になっています。イートインするならカウンターで注文して右の客席へ移動する、といった流れです。
こちらがメニュー。玉米というのがコーンのことです。なので「玉米冰」「花生玉米加圓冰」「花生玉米芋頭冰」などがコーンをトッピングしたかき氷です。トッピングは全部コーンがいい! という人は「玉米冰」がおすすめ。他のトッピングも欲しい、という人は「花生玉米加圓冰」「花生玉米芋頭冰」などを選ぶとよいですね。
注文してお金を払ったらカウンターの右にある席に座って待ちましょう。
甘い濃厚なコーンのトッピングが斬新
コーンのみ、というのは今回は遠慮してコーンも含めた3種類のトッピングのかき氷を注文しました。黄色と白が半々の見た目がなかなか鮮やか。黄色いコーンのトッピングはとろみがあってあんかけのような状態ですねー。白いペースト状のトッピングは花生(ピーナッツ)です。さらに湯圓(白玉)とわずかですが芋圓・地瓜圓も見られます。こうして見るととてもかき氷とは思えませんよね。
花生玉米加圓冰(100元)
ちなみにごらんのように器の底がかなり狭くなっています。気を付けないとひっくり返してしますので注意しましょう。実際「ドキッ!」とした経験が・・・
さて味の方なんですが・・・ まさしくコーン! な味です。ちょっとかき氷用にアレンジされているのかと思ったのですが予想以上にコーンでした。さすが甘く味付けされてますが、何というかコーンスープをもっと煮詰めて濃厚にしたような味です。うーん、すごい・・・ 全然媚びてませんね。しかしまあ、かき氷に合うかどうかといえば合わないこともない。というか台湾ではこれだけトッピングが豊富なので今さら驚かないんですよね。ピーナッツや湯圓と合わせて食べればアクセントにもなりますね。
店舗情報
住所 | 台北市萬華區漢口街二段38號 |
営業時間 | 11:00~22:00 |
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