台北市の大安区、しかも大安森林公園周辺といえばかなりの都会というイメージですが、大通りから一歩路地に入るとまだまだ昔ながらの庶民的な街並みが現れたりします。で、そういう場所には知る人ぞ知る人気のお店があったりするのが面白い。誰もが良く知る有名店で食事するのももちろん楽しいのですが、こういった隠れ家のようなお店を見つけるのも旅行の醍醐味ですよね。というわけで今回は大安森林公園近くの路地裏にある「呂巷仔口麵食館」を紹介したいと思います。
呂巷仔口麵食館
路地裏の奥にある隠れ家小吃店
台北の大安森林公園の南側を通る和平東路の路地裏にある古びた建物で営業しているのが呂巷仔口麵食館。公園からは歩いて3、4分ほどの場所で、知らないと間違いなく素通りしてしまいそうな隠れ家的小吃店です。
この呂巷仔口麵食館、こんな分かり難い場所にあるにもかかわらず実はかなりの人気店なのです。
建物の中は半分がキッチン、半分が客席。といってもわずかなスペースしかないので路上にもテーブル席が用意されています。
小さなお店ですがメニューは豊富。麺料理が約10種類、スープ類が約8種類ほど。それに滷味もいろいろと用意されています。滷味って食材が置いてあるだけっていうケースがほとんどなんですが、名前と値段がちゃんとメニューに書かれてるのはうれしいですね。
口頭で注文を済ませたら空いてる席に座ります。各席には「外右」「小圓」とか何だか暗号のような文字が書かれてるんですが、たぶん席の場所を表してるのかな。「外右」は店外の右側、「小圓」は小さい円形のテーブル、といった具合でしょうか。
麺以外に珍味のホルモンも要チェック!
麺料理から乾麵を注文。それに滷味から豬肺と大腸頭を選んでみました。
乾麵・小(35元)滷味(豬肺・大腸頭)(15元・40元)
タレはお好みで。
乾麵にはスライスされたお肉、肉燥(肉そぼろ)、豆芽菜(もやし)がトッピング。乾麵とはいいながらもわりと汁っぽさがあります。
この麺がなかなか歯応えがあって美味しい。肉燥の風味ともやしの食感もいいですね。それにしてもこれだけ汁気があると乾麵を食べてるというよりスープの少ない湯麵を食べてるような気がしますね(笑)。
滷味から豬肺、大腸頭の2種。
こちらが大腸頭。豚の直腸の部位で日本だと確かテッポウって呼ばれてるのかな。なかなか噛み応えがあります。
豬肺。名前の通り豚の肺の肉でこれは日本だとプップギでしょうか。かなりレアですよね。台湾だとけっこう見かけますねー。レバーのような柔らかさで意外にタンパクな味。日本だと珍味ですがここでは15元ですよ。
麺もなかなか美味しかったのですが日本ではレアな部位が揃った滷味も見逃せませんよ。今回食べた豬肺、大腸頭の他にも嘴邊肉(豚のほほ肉)や肝連(豚の橫隔膜の肉)などもおすすめですよ。
店舗情報
住所 | 台北市大安區和平東路二段76巷2號之1 |
営業時間 | 6:30~14:00 |
休日 | 月 |
HP |