「喫茶小舖」というドリンクスタンドを知ってますか? 台湾中部に行ったことがない人はたぶん見たことがないのではないかと思います。台中発祥のドリンクスタンドで100店舗以上を展開しているのですが、そのほとんどは台中、彰化、苗栗、南投といった中部地域に集中しています。実際台中に行くとよく目にします。今年(2018年)でちょうど20周年を迎えるそこそこ歴史のあるドリンクスタンドでもあるんですよ。というわけで今回は喫茶小舖のドリンクを紹介したいと思います。
喫茶小舖
台中発祥のドリンクスタンド
今回行った喫茶小舖は一中街商圏にある一中育才北店。周辺には雙十國中、國立臺灣體育運動大學、國立臺中科技大學といった学校が多く集まるエリアなので学生らしいお客さんがたくさんやって来ます。
1998年創業なので今年でちょうど20周年です。
こちらがメニュー。お茶をアレンジしたものやフレッシュジュース、もちろん珍珠奶茶(タピオカミルクティー)もあります。喫茶小舖特有なのが「哞有趣」という系列のメニュー。小農鮮奶という小規模農業によって生産された牛乳を使用したドリンクです。ちなみに「哞」っていうのは「モ~」という牛の鳴き声を表してます。
こちらは比較的新しいメニューの黒糖タピオカミルクとタピオカミルクティー。最近黒糖タピオカミルクが爆発的ブームになってるので喫茶小舖も乗り遅れまいということでしょうか。「左手にドリンクを持って、右手にスマホを持って、15度傾けて完璧にインスタにアップ」って下に書かれてる飲み方の解説が面白いですね(笑)。
ちょうどタピオカ入りドリンクの試飲のサービスをやってました。タピオカ入りなのでストローがぶっとい。
こだわりのタピオカミルクティー
新しいメニューの2つから阿君珍珠奶茶を注文。弱火で2時間黒糖で煮詰めたタピオカ、厳選された紅茶、新鮮な牛乳など食材に気を使っているようです。またドリンクスタンドでお馴染みの甘さ、氷の量の調整はできず固定になっています。そこまで味にこだわりがあるということですね。
阿君珍珠奶茶(45元)
今はやりの黒糖タピオカミルクではありませんが、カップの内側に黒糖のまだら模様ができるように注ぐところなんか、どっちかというとこちらの方が黒糖タピオカミルクっぽい演出です。
味の方も普通のタピオカミルクティーと違って濃厚で味に厚みがある感じ。タピオカもモッチモチのお餅のような食感。ほんのりと感じる黒糖の甘さが病みつきになる美味しさです。
あまり他の地域では見かけないと思うので台中に来たらぜひ喫茶小舖のドリンクを飲んでみては。
偶然街中で見かけた喫茶小舖のバン。喫茶胖卡って呼ばれてるそうです。