台北市の周りをぐるっと取り囲む新北市。その中の三重区は板橋、永和、中和と並んで台北市のベッドタウンとして知られています。台北市ではないということで「ちょっと遠いのでは?」と思ってしまうかもしれませんが、台北市から橋1つ隔てた隣の街であり、MRT中和新蘆線が通っているので台北市内からでも簡単に行くことができます。実はこの三重区には美味しい魯肉飯のお店が集中していることで知られています。中でも今大魯肉飯、蓮霧魯肉飯、店小二魯肉飯、五燈獎滷肉飯、唯豐魯肉飯の5店は三重の5大魯肉飯と呼ばれる人気店。今回はその5大魯肉飯の中から「唯豐魯肉飯」を紹介してみたいと思います。
唯豐魯肉飯
某人気店から分裂? のれん分け?
唯豐魯肉飯は新北市三重区にある魯肉飯の人気店。MRT中和新蘆線の菜寮駅から歩いて15分ほどの場所にお店があります。駅の3番出口を出ると中山藝術公園という大きな公園に出るのですが、ここにYouBikeのレンタルステーションがあるので自転車をレンタルして行くと便利ですね。
看板に書かれた店名の「唯豐魯肉飯」という文字の下に「(原蓮霧魯肉飯)」と書かれてるのが気になりますね。「原」というのは元とか旧とかいう意味なので蓮霧魯肉飯からのれん分けしたってことでしょうか? ちなみに蓮霧魯肉飯というのはここのすぐ近くにあるお店で、こちらも三重の人気魯肉飯店の1つなのです。
お店に入ると左手に料理が並んだカウンターがあります。トレイを取って食べたい料理を選んでいくスタイルです。三重ではこのタイプのお店が多いですねー。
適当に好きな料理を指さして取り分けてもらうか、予め食べたいものが決まってるのなら紙に書いて見せるとよいですね。
もちろんメインは魯肉飯なので忘れずに注文。
最後にレジで清算します。箸やスプーンもここで取っていきます。このときレジ担当の人が日本語で話しかけてくれたので「おや」と思って聞いてみると台湾在住の日本人の方でここで働いているようです。
清算が終わったら空いてる席に座って食べましょう。
酸菜が付け合わせの魯肉飯
魯肉飯にスープ、小菜を2種類選んでみました。
魯肉飯・小(20元)
まずは魯肉飯。わりとお肉の形が残った魯肉ですねー。そして付け合わせは酸菜というのが特徴的で、蓮霧魯肉飯と同じタイプです。やっぱり南かしらの関係がありそうですね。ま、それは兎も角として味の方は酸菜のほどよい酸味とザクザクした食感が甘く味付けされた魯肉によく合ってとっても美味しい。魯肉飯の付け合わせにはタケノコを煮込んだものが使われてるのをよく見かけますが個人的には酸菜の方が断然好きですね~。
金針赤肉湯(30元)
スープは金針赤肉湯。魯肉飯のお店では定番的なスープですね。黄色い金針花(ワスレグサ)が入った肉団子のスープ。プリっとした肉団子の食感がよいあっさり味のスープです。
紅燒肉(40元)
こちらも小菜では定番の紅燒肉。豚肉を衣に付けてカラっと揚げたもので縁の部分が赤いのが特徴。これが個人的に大好きで箸が止まらなくなる美味しさなんです。
目玉焼きです。目玉にはなってませんが(笑)。 なぜこれを注文したかというと・・・
荷包蛋(10元)
こうするため。魯肉飯に目玉焼きのトッピング。
半熟とまではいってませんがトロみのある黄身と一緒に魯肉飯をいただきます。これが美味しくないわけない!
帰り際、日本人スタッフに看板に書かれてる「(原蓮霧魯肉飯)」について聞いてみたんですが、どうも同じ店の中で仲違いがあって分裂してしまったというウワサを聞いたことがあるとか。「あ~やっぱりか~」台湾ではよく聞く話です。でもそういうお店に限って美味しいんですよね(笑)。不思議なものです。
店舗情報
住所 | 新北市三重區三民街131號 |
営業時間 | 7:30〜20:30 |
休日 | |
FB | 唯豐魯肉飯 |