他都市に比べて不動産価格が異常に高いことで知られる台北市ですが当然その影響は食事にも及びます。やはり他の地域に比べると同じ料理でも若干値段の高さを感じてしまいますね~。しかしそんな台北であっても探せば格安のお店というのはあるものなんです。台北の中心部であっても今でも下町の風情を残しているエリアがいくつかあり、そんな場所には古くから続く庶民的な食堂があったりします。というわけで今回は台北駅東側にある淡水河沿いの台所用品や厨房機器などの問屋街にある激安鶏肉料理のお店「施福建好吃雞肉」紹介したいと思います。
施福建好吃雞肉
問屋街の激安鶏肉料理店
台北駅をずっと東へ行くと新北市との境界である淡水河に出ます。その淡水河沿いの環河南路という通りは台所用品や厨房機器などを扱う卸問屋街として知られています。正に台湾の合羽橋とも言えそうな雰囲気です。その問屋が軒を連ねる中にある小吃店が施福建好吃雞肉。
「1962年創立」「全台無分店」と書いてあります。ということは創業50年以上なのでわりと歴史のある老舗なんですね~。そして支店を持たないのでここでしか食べれないということです。
まだ昼にはちょっと早い時間なんですがすでにほぼ満席という人気ぶりです。その理由はなんといっても安さ! 「雞肉便當 50元」「雞油飯 10元」「下水湯 10元」とメニューはこれだけ。「50元って・・・」日本円で180円くらい(2018.6.1現在)ですよ。ちょっと理解不能です。
店内のメニューもやっぱり同じ。この3つだけです。
入り口にあるキッチンではお皿に切り分けられた鶏肉がスタンバイしてます。美味しそう~~。
注文は人数を告げるだけでOK
どう注文していいのかイマイチよく分からないんですが、店員に「幾位?(何人?)」と聞かれたので「1人」と告げると席に着くように促されたのでそのまま空いてる席に座ります。
座ったとたんもう料理が運ばれてきました。早い、1分も経ってませんよ(笑)。鶏肉に雞油飯と下水湯がついて50元です。
雞肉便當(50元)
見てくださいよこのツヤ、抜群のルックスですよ。美味しそう~。
もう旨いに決まってます。茹でた鶏肉にタレがかかっただけのシンプルな料理ですがついつい夢中でガッツいている自分が・・・ ふと周りをみると他のお客さんも喋るのを忘れて一心不乱に鶏肉を食べているのを見て理由もなく安心してしまいました。
ご飯にサラッとタレがかけられた雞油飯。こんな美味しい鶏肉を食べてるとやっぱりご飯が欲しくなります。
こちらは下水湯。あっさりした味のスープです。
鶏肉の量を多めにしたいときは?
後日また再訪したのですが、前回食べた1人分の鶏肉の量がちょっと物足りないな~、と感じたので鶏肉だけちょっと量を多めにしてもらおうと思いました。どう注文すればいいのかよく分からないので、とりあえず「鶏肉×2」と書いた紙を見せて「1人」と告げました。
で、出てきたのがこれ。確かに鶏肉の量が増えてます。たぶん2人前ですね。
雞肉便當(雞肉×2)(110元)
2人前の鶏肉。これぐらいで丁度いいという人はたぶん結構いるんじゃないでしょうか。味は相変わらず美味しいです! 値段が110元なのでどういう内訳なのかはよく分かりませんが、まあ、単純に2倍ってことではないですよね。とは言えこれでもわずか110元というのは衝撃の安さです。
入店して食べて出てくるまでファストフード並みのスピードですが、安い、旨い、早いの良店ですよ。ローカル感もたっぷり味わえるのでぜひお試しを。
店舗情報
住所 | 台北市萬華區環河南路一段25巷2號 |
営業時間 | 月金土10:00〜17:30、火~木11:00〜17:30 |
休日 | 日 |
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