【豆奶宗】台南、創業50年の老舗で食べた沙茶の香りがたまらない蛋餅

台湾の中でも美食の街と言われる台南では朝ごはんもバリエーションが豊富。牛肉湯をはじめ虱目魚(サバヒー)のお粥、土魠魚羹など台南ならではの料理が朝から楽しめます。でももちろんそれだけではありません。台湾ならどの街へ行っても見られる豆漿店だって台南にはたくさん美味しいお店があります。というわけで今回は台南で美味しい蛋餅や豆乳がいただけるお店はどこだろう? と探して見つけたお店「豆奶宗」へ行ってみたので紹介したいと思います。

豆奶宗

深夜から翌朝まで営業

豆奶宗は台南市中心部の府前路と金華路の交差点付近にあるお店。民國57年、つまり1968年創業なので約50年のもの歴史がある老舗なのです。

ビルの1階部分に停めたリヤカーをキッチンにして営業しています。小さなお店なのですが結構人気があって時間帯によっては行列ができることも。

「テイクアウト、イートインともに並んでください」「注文のときにイートインがテイクアウトか伝えてください」「イートインの場合はテーブルの番号を教えてください」など注意書きされてます。

メニューを見ると蛋餅、肉包、土司(トースト)など早餐店(朝ごはん屋さん)によく見られるラインナップなのですがちょっと普通の早餐店と違うのが営業時間。

通常のお店は朝の5時、6時という早い時間から昼頃まで営業しているのですが、豆奶宗は夜の9時40分から翌日の朝10時30分まで営業しています。なので朝ごはん目的で来るお客さんだけでなく、深夜にお腹が空いたので何か食べよう、といったお客さんもターゲットになっています。

イートインは基本的に店頭のテーブル席。店内にもわずかに席があります。

おすすめは沙茶蛋餅

蛋餅、刈包、豆乳を注文しました。

沙茶蛋餅25)、刈包35)、豆奶15元

お客さんのほとんどが注文するのがこの沙茶蛋餅。蛋餅に沙茶醤をかけたものでここ豆奶宗のおすすめ、看板メニューです。

テーブルには早餐には必須の醤油膏、右は甜辣醬かな。普通、蛋餅には醤油膏をかけて食べるのですが沙茶蛋餅はやっぱり沙茶醤の味を楽しみたいので調味料は使わずにいただきます。

蛋餅の上にかかっている茶色のが沙茶醤。沙茶醤とはのヒラメや小エビなどの魚介類をベースに、ゴマ、タマネギ、ニンニク、それに五香粉などの香辛料を加えて作る調味料。独特の香りが特徴で、台湾リピーターならこの香りに「あ、台湾の料理」と連想するはずです。

薄く焼かれたシンプルな蛋餅に沙茶醤がよく合っていますね。この沙茶醤の風味は好き嫌い分かれるかもしれませんが好きな人ならたまらない味です。

蛋餅のボリュームがそれほど多くないので刈包も頼んでみました。こちらはお肉が比較的あっさりしています。付け合わせの酸菜が食感もよくいい味を出してますねー。

豆奶、つまり豆漿(豆乳)ですね。ここでは豆奶と呼んでいます。味は同じですよ。

シンプルだけど安くて美味しい朝ごはんがいただけるお店です。夜、小腹が空いたときに来るのもいいですね。

店舗情報

住所 台南市中西區府前路二段175號
営業時間 21:40〜10:30
休日
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