豆花のお店というとどうしても老舗をイメージしますよね。ガイドブックでもやはり取り上げられるのは長年営業している有名店がほとんどです。そんなところへ台南で昨年(2016年)の夏にスタートした100%台湾産の大豆を使った自家製の豆乳・豆花を販売するお店の情報が。南國黃豆というまだまだ若い男性が始めた小さなお店ですが、従来の豆花店とはちょっと違うイメージでなかなか面白そう。材料へのこだわりも強く高雄選10號、台南4號(最近では高雄8號も)という品種を厳選して使用してます。これはちょっと見てみたい、ということで実際にお店へ行ってみましたよ。
※「南國黃豆」は閉店しました。
南國黃豆
閑静な住宅地の手作り豆乳のお店
南國黃豆は開元振興公園と林森路を挟んで反対側の路地裏にある自家製の豆乳を販売しているお店です。この辺りは住宅街なので周辺にあまり飲食店は無くとても閑静なエリア。正に隠れ家的なお店と言っていいでしょう。
入口に貼り紙がしてありますね〜。何て書いてあるかと言うと「店主が食事か配達で外出しているときは電話かフェイスブックのメッセージで連絡してください」。まさか外出してないよね・・・
おりました、取り敢えずひと安心。実はここでは豆花も作っていてイートンができます。ただメインは豆乳なので席は部屋の真ん中に大きなテーブルがあるのみです。
・・・にしてもなんだかカフェのようなお洒落な感じの店内ですね。
黒板に書いてあるように南國黃豆では豆乳と豆花の材料に使用しているのは高雄選10號、高雄8號、台南4號という品種。遺伝子組み換えでない100%台湾産の大豆を使って安心、安全を謳っています。
豆花のメニューは2種類のみで桂圓シロップの豆花か冬瓜シロップの豆花です。桂圓というのはライチに似た龍眼という果物の別名。ちょっと変わってて興味深いので桂圓シロップの豆花にしてみます。
独特の味、龍眼シロップの豆花
こちらが桂圓シロップの豆花。普通の豆花とはまず見た目がずいぶん違います。いや、豆花自体の見た目は同じですがやっぱりシロップに目が行きますね。
豆花(桂圓)(35元)
一般的な豆花のシロップがほぼ透明なのに比べてこちらは黒っぽい色のシロップ。果肉のようなものも見えます。豆花の方は豆乳と同じく100%台湾産の大豆を使った自家製です。
このシロップがなかなか甘味が強くて独特の味。普通の豆花のシロップは甘さがやや控えめで豆花の方が主張が強い印象ですが、これは互角。豆花の方も大豆の味が濃厚でシロップに負けず存在感があります。なかなか食べ応えがあって美味しいですね〜。
豆花の味に感動して豆乳も買っていこうかと思ったのですが、この日はまだ準備が出来てないとのこと。うーん、残念。
豆乳は大(880ml)、小(360ml)の2種類があるようです。下の写真は大の方ですね。ラベルがレトロでかわいいですね。
店舗情報
住所 | 台南市北區開南街143巷2號 |
営業時間 | 8:30〜13:00、15:00〜19:00 |
休日 | 月日 |
HP | 南國黃豆 |