すっかりお馴染みのタピオカミルクティーをはじめ新鮮な果物を使ったフレッシュジュースやお茶とジュース、ヤクルトなどを組み合わせた独特のドリンクは台湾に来た時の楽しみの1つですよね。街中にも溢れるようにたくさんのドリンクスタンドがあります。そんな中で今回は敢えて昔ながらの飲料を紹介。台南の永楽市場にある水仙宮青草茶という老舗でで、その店名とおり青草茶を販売するお店です。夏の暑い日に好んで飲まれるという台湾らしさを感じることができる飲み物ですよ。
水仙宮青草茶
名前は水仙宮だけどお店があるのは永楽市場
小吃店がたくさん集まっていることで有名な台南の永楽市場はいつも美味しい小吃目当ての大勢の観光客や地元のお客さんが絶えません。水仙宮青草茶はこの永楽市場の一角にあり店頭で青草茶を売っています。
お店の緑の看板に「杜馬六十年的店」と書かれていることからずいぶん古い店だということが分かりますね。
水仙宮青草茶の初代の店主が杜馬と呼ばれていたそうです。初代の頃は薬草店として営業していて、ヒキガエルを捕まえてその皮を帯状疱疹などの皮膚病の治療に使っていたんだとか。それでお店のロゴがカエルなんですね。カエルの絵の横に書かれている蟾蜍というはヒキガエルという意味。
その後二代目の杜明月さんの頃に青草茶の販売も行うようになったそうです。
水仙宮というのは永楽市場からちょっと離れた場所にあるんですが、何故永楽市場じゃなくて水仙宮の名前を使ってるんだろう?
お店は国華街と民族路の交差点、三角窗と呼ばれる位置の1階にあり写真のように店頭で青草茶の販売を行っています。
スーッと後味の爽やかなミントの味
売っているのは青草茶と苦茶の2種類。青草茶とは多類の薬草をブレンドして煎じたお茶で涼茶とも呼ばれ、夏場の暑気を抑えるということで好んで飲まれているようです。苦茶は名前の通り苦い味でデトックスの効果があると言われています。しかし正直なネーミングですよね(笑)。
青草茶を買ってみました。
青というより黒に近い茶色っぽい色ですね。確かに体に良さそうな色ではありますが・・・ どんな味なのかちょっとドキドキします。
飲んでみると・・・ それほどクセはなくスーっとするミントのような後味です。確かに暑気を抑えるというのは分かるような気がしますね。特別美味しいというわけではないですがほのかに甘くて思ったより飲みやすいです。
青草茶(30元)
台湾に来たらドリンクスタンドでタピオカミルクティーやフレッシュジュースを飲むというのが定番のようになっていますが、こういった昔ながらの台湾らしい飲み物もたまにはいいですよね。勇気がある人はぜひ苦茶も試してみてはどうでしょう。
店舗情報
住所 | 台南市中西区國華街三段183號 |
営業時間 | 8:30〜20:30 |
休日 | |
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