【阿江炒鱔魚】間違いなくおすすめ! 絶対食べてほしい台南の激ウマ鱔魚意麵

鱔魚意麵は台南を代表する料理の一つ。鱔魚とは田ウナギのことで我々の良く知るウナギとは違って田や沼に生息し、大きさも40㎝程度というものです。我々日本人には殆ど馴染みのない食べ物ですね。また台湾の中でも台北ではあまり見かけることがないのですが、台南では専門店がたくさんあるのです。見栄えはあまり良くないのですが食べるとこれが絶品で、今では台南に来たら外せない料理の一つになっています。今回はその中でも特におすすめのお店、阿江炒鱔魚を紹介します。

阿江炒鱔魚

いい感じに古びた店舗が魅力的

海安路と康楽街に挟まれた民族路沿いにある4つの店舗が入る古びた2階建てのビル。その4つの内の1つが阿江炒鱔魚です。炒鱔魚と書かれたグリーンの色あせた看板がその古さを物語っています。
お店は夕方からの営業。店内と外を遮るものは無く、店頭に店内から店頭にかけてテーブル席が設置されています。年季の入ったシミや汚れのある店内の壁に、これまた古い写真などが飾られていて、新しいものはカレンダーくらいではないでしょうか。これら全てひっくるめてこのお店の魅力と言えますね。

古くて人がいなければ廃墟同然ですが、下のように夜になると客さんでいっぱいになります。多いときは周りに立って順番待ちをするお客さんがいるほどですよ。

調理場にある食材。麺が山の様に積まれています。

これが主役の鱔魚(田ウナギ)。はっきり言って見た目はグロテスクで、これを見て敬遠する人も多いのではないかと思いますが、これがホントにムチャクチャ美味しいので見なかったことにして欲しいと思います(笑)。

おすすめは鱔魚意麵

圧倒的に人気のあるメニューは鱔魚意麵。それと乾炒鱔魚意麵
鱔魚意麵は、意麵と呼ばれる台南特有の縮れ麺と炒めた鱔魚(田ウナギ)にとろみのあるスープをかけたもの。乾炒鱔魚意麵はスープなし。どちらも美味しいですがこのお店では断然、鱔魚意麵をおすすめします。

既に日本人にも有名のお店なので日本人観光客を意識してカタコトの日本語で接客してきます。その際「スープ!」「ヤキソバ!」と言ってくるのですが、最初の頃何か違うメニューのことを言ってるのかと思って戸惑ってしまいました。「スープ」というのが鱔魚意麵、「ヤキソバ」というのが乾炒鱔魚意麵のことですね。

誰かに日本語のアドバイスをしてもらったのかどうか分かりませんが、ここに来る日本人はある程度下調べしてると思うので、なんだか余計な混乱を招いているような気がします(笑)。

ひっきりなしに入ってくる注文をこなす為、次々と手際よく田ウナギと麺を炒めます。

色合いは黒っぽくて決して見栄えは良くないですが、このスープが絶品なのです。強火でガツンと調理されたとろみのある熱々のスープはやや甘酸っぱくスパイスが効いて最高に旨いのです。そのまま飲んでも良いし、麺や田ウナギに絡めて食べてももちろん美味しいですよ。

鱔魚意麵(80元)

こちらはスープ無しタイプ。これももちろん美味しいです。

乾炒鱔魚意麵(100元)

台南で美味しいお店を教えてと聞かれたら間違いなくおすすめしたいお店の1つです。台南市の中心エリアにあるので行きやすく、値段もそれほど高くないので是非とも行ってみてください。

店舗情報

住所 台南市中西區民族路三段89號
営業時間 17:00〜0:00
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