台湾滞在中に街を歩いているとき、また日本にいてGoogle mapを見ながら台湾のお店を調べているときに、外観が気になるお店というのがけっこう見つかるんですよね。今回行ってきた「友加友咖啡」もその1つ。気になって調べてみたけどネットでは有効な情報はほぼ無し。これはもう実際に行ってみなければ分からない、ということで予備知識ゼロで訪問です。
友加友咖啡
シブい外観に興味をひかれる
どうですかこの外観。ずっと気になってたんですがようやく来ることができました。
外壁の看板の文字は達筆なのになぜか騎樓内の文字は丸ゴシックのような字体という意味不明さがまた何とも言えない・・・
昼過ぎでちょうどお茶の時間といった頃合いだしお客さんが多いかも・・・ と思って店内に入ると誰もおらず(笑)。
奥のイスで店主らしきおじいさんが昼寝をしておりましたが、こちらに気付くと慌てる風でもなく、よっこらしょといった感じで起き上がってカウンターの方へ。なんともゆるい感じの喫茶店です(笑)。
店内を見渡すとあまり商売気はなさそうな雰囲気で、のんびり営業してますといった感じですね~。
咖啡の器具などを販売しているところを見ると、純粋な喫茶店という感じでもないのかな?
こちらはお店のロゴでしょうか? なかなシブいですね。
メニューを見るとシングルオリジンらしき名前があったり、ブルーマウンテンなど日本の老舗喫茶店で見かけるコーヒーがあったり、かと思えば台湾の老舗喫茶店でよく見る「曼巴咖啡」があったり、となかなか興味深い。
コーヒーの他にもジュース、ミルクティー、ココアなどあるようですがフードメニューはなさそうです。
商売気のないゆるい雰囲気
「曼巴咖啡」を久しぶりに見たので注文しようとしたのですが、店主のおじいさんが「友加友綜合熱咖啡(ブレンドコーヒー)」を強く勧めてくるのでそちらをいただきました(笑)。
外観は実に立派な喫茶店だけど他にお客さんはおらず貸し切り状態、そして商売気のないゆるい雰囲気の中でコーヒーを飲むというなんとも面白い体験をしましたよ。
友加友綜合熱咖啡(120元)
メニューを見て気になったのですが「美式咖啡」「義式咖啡」「卡布奇諾」「那堤咖啡」といったエスプレッソベースのコーヒーがあるんですよね。でも店内を見てもエスプレッソマシンはなさそうだし、どうやって作ってるんだろう、と試しに「那堤咖啡」を注文してみました。
で、出てきたのがこちら。エスプレッソマシンは使ってなかったし、たぶんカフェオレなのではないかな。でもかなり熱々の状態だったのでちゃんとミルクを温めて(というかたぶん熱してる)淹れている。これけっこう美味しかったです。
那堤咖啡(150元)
サービスで綠豆糕をいただきました。自分が日本人だと分かると「台湾には何日いるの?」「高雄の他にはどこに行くの?」などいろいろ聞かれ片言の中国語でなんとかコミュニケーションを取りました。そのうち台湾の地図を持ってきて、ここはどうだあそこはどうだと嬉しそうに説明しておりました。
ちなみに創業年を聞いてみると1979年なんだとか。店内はわりと奇麗な感じだったのですが「あの外観からするとたぶん古いのでは? 」との予想通り創業40年超のお店でした。
たまにはこんなのんびりした感じのお店で過ごすのも面白いですね~。
店舗情報
住所 | 高雄市鹽埕區五福四路34號 |
営業時間 | 10:00~21:00 |
休日 |