台北の人気エリアの1つ迪化街。古い建物が多く残っていて昔ながらのノスタルジックな雰囲気の街並みが魅力ですね。国内外からたくさんの旅行客がやってくる人気観光スポットで日本人にもお馴染みの場所です。また老房子をリノベーションしたカフェ、雑貨店、民宿などもたくさんあり、これらも迪化街の人気を支えている理由の1つです。その迪化街エリアに今年(2018年)の初め、やはり老房子をリノベーションしたカフェが新しくオープン。それも香港スタイルのカフェという、またちょっと違った要素を含んでいるのが興味深い。というわけで今回はそのお店「窩窩wooo」へ行ってみたので紹介したいと思います。
窩窩wooo
富士山がかわいい鐵窗花
民生西路の最も西の端付近、迪化街をやや西に過ぎたところにあるカフェが窩窩wooo。もう少し先にいくと大稻埕碼頭が見えてきます。このカフェ実に情報量が多い。迪化街、鐵窗花、中薬行、香港、ラテアート、戦門碗といろんなキーワードがあるのです。というわけで一つずつ見ていきましょう。
お店があるのは台北でも古い街並みが残っていることで人気の迪化街エリア。窩窩woooもその迪化街の雰囲気にピッタリと合ったカフェなんですよ。
まず目を引くのがその外観。上部の三分の一ほどを占める大きな窓を覆う鮮やかなブルーの鉄格子。これは古い建物によく見られる鐵窗花と呼ばれるもので、シンプルな幾何学模様の他にもこのようにデザイン性のある鐵窗花をときおり見かけます。月のかかった富士山に太陽の模様という凝ったデザインがかわいいですねー。
真っ赤な古いドアにも富士山の鐵窗花。
店内に入ってみましょう。
レトロなソファーの席とその奥にある古い箪笥が印象的ですねー。
カウンターにはタイルが貼られこちらもレトロな雰囲気を醸し出しています。
古いタイプライター、コップ、柱時計などのアンティークがいろいろと見られます。それにしてもこの壁紙がいい味だしてますね~。
この箪笥からも分かるのですがここは元々中薬行、つまり薬屋さんだったようです。なるほど迪化街エリアなので納得ですね。この辺りには今でも営業している中薬行がたくさんあります。
香港カフェのメニューと芸術的なラテアート
窩窩woooのオーナーは香港出身。ということでここは香港スタイルのカフェ。メニューも港式檸檬茶、港式咸檸七、西多士、火腿蛋通粉などなど台湾のカフェでは通常見られないものがたくさんあります。
グラスもレトロでかわいい。
岩鹽焦糖拿鐵(160元)、乳酪果占多士(130元)
注文した後、店員さんがカウンターで下を向いてずーっと何かやってたんで「作るの忘れてスマホでも弄ってるのかな・・・?」と思ったら、これを作ってたんですね。ライオンですよ。すごいクオリティーのラテアート。
うーん、なんだか飲むのがもったいない。
こちらはジャムとクリームチーズを塗ったトースト。これも独特ですねー。ジャムはブルーベリーかな? クリームチーズと合わせるとこんな感じになるんですね~。これ結構美味しいですね。
ラテのカップがまた面白い。側面には「戰鬥碗」という文字。店員さんにどこで売ってるのか聞いてみると台湾には無くて香港のお椀なんだって。ビールを飲むときに使うそうです。
ラテを飲み終わると「乾」の文字が。どういう意味なんだろう。飲み干したってことなのかな?
鐵窗花の外観といいレトロな雰囲気の店内といい見た目にも面白い。それに香港の独特なメニューにもお目にかかれるという、いろいろと楽しめる要素が盛りだくさんなカフェです。迪化街へ行く機会があればおすすめのお店ですよ。
店舗情報
住所 | 台北市大同區民生西路404號 |
営業時間 | 11:00〜19:00、土~日10:00〜20:00 |
休日 | |
FB | 窩窩 wooo |