正に今コーヒースタンド全盛の台北。相変わらず新しいお店が次々と現れてまだまだ数は増えていきそうです。数が増えると競争も激しくなるわけで、どのお店も独自色をだそうと創意工夫が見られます。その多くは店舗のデザインであったり、商品であるメニューであったりするのですが、今回紹介するお店は出店場所に特徴あり。まさかこんなところに、というなかなかチャレンジャーなお店なのです。というわけで萬華の服飾街で営業する「呆待咖啡 DD coffee」を紹介したいと思います。
呆待咖啡 DD coffee
衣料品店に囲まれたコーヒースタンド
MRT龍山寺駅から歩いて5分ほどの場所、台鉄萬華駅のちょうど裏側辺りには衣類を販売するお店が軒をズラッと軒を連ねている服飾街があります。と言っても若者向けの服ではなく年配者向けの服屋さんばかり。それにどう見ても寂れた感のある街並みです。
呆待咖啡 DD coffeeはそんな萬華の服飾街の中、衣料品店に囲まれるように営業しています。オープンした当初は周囲のお店に「なんでこんな場所に・・・」と怪訝に思われたようです。
お店はとっても簡素な印象。店内も小さなテーブル席が2つにカウンター席が3席ほどの小さなスペースです。店頭にもテーブル席があって、おそらく近所の住民であろう年配の男性が会話を楽しんでいました。
小さなお店ながらメニューはなかなか豊富。シングルオリジンのハンドドリップコーヒーはアフリカ、中南米、アジアなどのエリア別に数種類の豆が選べるようになっています。
その他エスプレッソベースやお茶のメニューも数種類。
アルコール入りのコーヒーやソーダ類なども。また数種のフレーバーのスコーンもあるようです。
地元の住民の憩いの場に
ハンドドリップコーヒーをいただくことに。豆はエチオピアをお願いしました。
カウンター横のテーブルに座っていただきました。隣の席には地元のおじさんが1人。店頭にもやはり地元の人らしきお客さん。周辺住民の憩いの場と化してますね。日本で言えば若者向けのコーヒースタンドといった感じのお店ですが場所柄若者の姿はありません。それでも近所のおじさん、おばさんが普通にやって来るのが台湾のカフェの面白いところなんですよね。
衣索比亞 古吉 蘇魁克托莊園(Ethiopia Guji Suke Quto)(160元)
オーナーとちょっと会話をしながらコーヒーを飲んでました。店名について聞いてみたところ、店名の「呆待」っていうのは「頭の中をを無にしてのんびりと過ごして欲しい」という意味が込められてるようです(英語のやり取りでちょっとあやふやだったのですが・・・)。
まさかこんなところに、というちょっと変わったコーヒースタンドです。このギャップがなかなか面白かったりするんですよね。
店舗情報
住所 | 台北市萬華區西園路一段282巷6號 |
営業時間 | 10:00〜17:00、土~日11:00〜19:00 |
休日 | 火 |
FB | 呆待咖啡 DD coffee |