日本人観光客にも人気のお洒落ストリート「富錦街」。ここは何度も来たことがあるのですがカフェやセレクトショップが並ぶ通りを歩いているとふと現れる庶民的なお店がずっと気になっていたんですよ。看板がないのでいったい何のお店なんだろう、と思っていたのですが「戴記福建涼麵」という老舗の涼麺店のようです。日本でも、何でもなかった場所が急にお洒落スポットに変貌して、もともと営業していた老舗が周囲の変化のせいで逆に目立つようになった、ということがありますが、そんな状況に似ている感じがしますねー。
戴記福建涼麵
30年以上続く老舗の涼麺店
日本人観光客にも人気のお洒落ストリート「富錦街」。朝ごはんを食べに目的のお店に来たのですがさすがに早朝だと人通りが少なくて静かな雰囲気。
こちらがそのお店「戴記福建涼麵」。実は30年以上も続く老舗のようです。ご覧のように看板もなく全然目立たない感じなんですがここ富錦街にあると逆に目に止るんですよね。
店内も庶民的な食堂といったいい雰囲気。
「戴記福建涼麵」では涼麺が「麻醬涼麵」「肉醬涼麵」「搾菜肉絲涼麵」と3種類あります。「麻醬涼麵」が一般的な涼麵ですね。
涼麺の他にも温かい系の麺メニューもありますよ。小さなお店ですがけっこう種類が豊富です。
濃厚なゴマダレのが美味しい涼麺
注文したのは「麻醬涼麵」の小サイズと「肉骨湯」。涼麺のお店ではスープに味噌湯(味噌汁)を置いているところが多いのですが「戴記福建涼麵」にはそれが無かったので代わりに「肉骨湯」を注文してみました。
麻醬涼麵・小(45元)、肉骨湯(50元)
箸や調味料はテーブルに置いてあります。
「肉骨湯」というとシンガポール料理のバクテーを想像するのですが(台湾では実際にバクテーを「肉骨湯」と呼んでいる)、ここの「肉骨湯」はそうではなくて、行ってみれば台湾風の「肉骨湯」といったところでしょうか。スープ自体は薄味ですがお肉がゴロゴロと入っていてなかなか食べ応えがあります。
お皿に盛り付けられた涼麺に刻んだキュウリを添えてゴマダレをかけたシンプルな一品。麺の上に一文字に描かれたゴマダレを見ると、店員さんが手際よく盛り付けている様が目に浮かんでくるようですね。
お皿の底の方に酢が溜まっているのでよくかき混ぜていただきましょう。
麺はちょっと堅めでポソポソとした独特の食感が面白い。口の中に広がる濃厚なゴマダレのいい香りがたまらないですね~。小サイズなら朝ごはんにもちょうどよいボリュームです。
「富錦街」に行ってみようという人は多いと思いますが敢えてこういったお店で食事をするのもいいですね。
店舗情報
住所 | 台北市松山區富錦街425號 |
営業時間 | 7:00~14:30 |
休日 | |
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