はっきり言って台湾には驚くほどたくさんのカフェがあります。そして今でも次々と新しいカフェがオープンしています。そのスタイルや商品もさまざま、個性的なお店が多くてなかなか興味深いのです。そんな中でもやはりただならぬ存在感を発揮している実力派のカフェというのが幾つかあり、確固たる人気とともにリスペクトを集めています。今回はそういった台湾カフェの重鎮の1つである員林の右舎咖啡 vicinocafeを紹介します。
右舎咖啡 vicinocafe
古ビルをリノベーションした明るい雰囲気のカフェ
やっと来ることができました、員林の右舎咖啡 vicinocafe。日本ではまだ無名だと思いますが台湾では結構その名を知られた存在。特に中部ではMojo Coffeeがおそらく最も良く知られた存在だと思いますが、右舎咖啡 vicinocafeもそれに次ぐくらいの大きな存在感を持っています。
お店は員林駅から400mほど離れた場所を通る萬年路という通り沿い。小さな用水路が中央分離帯を流れる大きな通りで緑が多く並木がとても綺麗なのが特徴です。右舎咖啡 vicinocafeはその萬年路を挟んで員林公園の向かいに位置します。
お店は古いビル1棟を改装しています。壁の雰囲気など古さを上手く活かしてリノベーションしている店内。決して素人の手作り感という感じではなく、しっかりと作り込まれているのが分かります。
お店の正面とその反対、両側とも大きなガラス張りとなっているのですごく明るい雰囲気の店内でいいですね〜。この日は開店直後の7時過ぎに訪れたのですが朝の陽ざしがとても気持ちよかったですよ。
カウンター席から見える外の様子はとてもローカルな雰囲気。これも地方のカフェの面白いところ。
ロースターカフェなので豆の販売も行っています。
メニューはシングルオリジンが7種ほど、エスプレッソベースが17種ほど。他にコーヒー以外にもチョコレートドリンクやお茶、ソーダ、フレッシュジュースなど。
甘蔗冰咖啡(サトウキビコーヒー)や檸檬冰咖啡(レモンコーヒー)などちょっと興味深いメニューもあります。後でここの檸檬冰咖啡が有名だという話を聞いたので、今度来たら飲んでみようと思います。
今回は初めて来たのでスタンダードなメニューを選んでみました。注文をすませ席で待っていると後で運んできてくれます。
2階席からの眺めが最高
スタッフから2階の席がおすすめだというので2階へ移動してみました。階段を登って2階へ出ると目の前に緑の木々が広がっています。
おー、これはすごい。いい景色ですね〜。
萬年路の街路樹の美しい緑が明るい陽射しとともに目に飛び込んできます。背後には員林公園が広がっているので、遥か向うに見える高層ビルまで景色を遮るものがなくとても気持ちのいい光景が広がっています。いやー、絶景ですね。確かにこの光景を眺めながら飲むコーヒー美味しいでしょうね。
1階と同様2階もうまくリノベーションが施されていますね。員林という地方都市にありながら人気があるのも頷けます。
シングルオリジンのコーヒーとチーズケーキを注文しました。
豆はスマトラを選んでみました。台湾のカフェに行くと当然漢字でメニューが書かれています。もうすっかり馴れてしまったですが、スマトラ(蘇門答臘)という字は今回初めて見ました。そういう字を書くんですね〜。
さて、コーヒーは酸味が控えめでほどよくコク、苦味が感じられます。強い酸味がちょっと苦手なので個人的に好きな味ですね〜。
DRIP COFFEE 蘇門答臘(ドリップコーヒー スマトラ)(130元)
スイーツにニューヨークチーズケーキをいただきました。
紐約客重乳酪蛋糕(ニューヨークチーズケーキ)(70元)
開店直後ということでまだそれほど忙しくなかったようでスタッフとちょっと会話をしていました。さすがに海外から来るお客さんはあまり多くないようで、なんでわざわざ日本から、とちょっと興味を持っていたみたいです。
スタッフ「どうやってこの店を知ったの?」
自分「だってここ有名でしょう」
スタッフ「いや、日本で有名だとは思わない」
と突っ込まれてしまいました(笑)。
今回、員林に来た大きな目的の1つでもあったのがこの右舎咖啡 vicinocafeを訪れることでしたが、期待通りとても魅力のあるカフェでしたよ。自分がこれまで行ったことのある台湾のカフェの中でも間違いなく上位にランクイン。ぜひともまた来てみたいを思います。おススメです!
店舗情報
住所 | 員林市萬年路三段67號 |
営業時間 | 7:00〜18:00 |
休日 | |
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