【小廢墟 Ruins Coffee Roasters】廃墟のような建物を自力で改装した究極のリノベカフェ

台北の木柵という場所を知ってますでしょうか? 木柵は台北市の最南部に位置する文山区に属するエリアです。台北動物園や猫空に行く人以外ではあまりこの辺りに出かける人はいないと思います。そんな台北の中心部からは離れた場所にオープンしたとっても面白いロースターカフェがあるのです。お店に行くにはMRT文湖線の終点まで行って、さらに1㎞ちょっと離れているのですが、それでも平日もお客さんでいっぱいになるほどの人気ぶりです。というわけで今回は正に台湾ならではの魅力たっぷりのカフェ、小廢墟 Ruins Coffee Roastersを紹介します。

小廢墟 Ruins Coffee Roasters

MRTの終点より更に先へ

小廢墟 Ruins Coffee Roastersはへ行くにはMRT文湖線で終点の動物園駅まで行きます。駅を出たら川沿いに南へ進み萬壽橋を渡ってすぐの場所にお店があります。駅とお店の近くの両方にYouBikeのステーションがあるのでYouBikeをレンタルして行くのがよいと思います。歩きだと駅から20分くらいでしょうか。

さすがにここまでくると都市部とはちょっと違った雰囲気。窓から見える外の風景も台北の中心部では見られない景色ですね〜。

お店の反対側から外にでることができます。向うに見えるのが萬壽橋。そのずーっと向うに台北動物園があります。猫空のロープウェイ乗り場もありますね。

うーん、なんとも言えないのどかな雰囲気ですね。

廃墟からの究極リノベーション

小廢墟 Ruins Coffee Roastersのオーナーは昨年4月に惜しまれながら閉店したCafé Junkiesの元オーナーであり、STAYCOOLというバンドのボーカルを務めているWillこと洪璽開さん。

Ruins(廃墟)という店名が表すように、正に廃墟寸前だった建物を半年かけて全て自分の手で作り上げていったという究極のリノベーションカフェなのです。

2階、というか屋根裏のような雰囲気の席もありますよ。

Café Junkiesもそうだったのですが、このオーナーのリノベーションの技術はもう大工ではないかというレベル。朽ち果てた廢墟を思わせる部分も残っていて、それが上手い具合にインダストリアルな雰囲気を醸し出しています。それでいてパッと一目みたときに「カッコいい!」と思わせる空間を作り上げるセンスはホントに脱帽ものです。

こういった荒々しい部分も魅力の1つ。日本だとNGくらいそうですよね。

この鍵はなんだろう・・・

ギター椅子(笑)。この辺の遊びごごろも面白いですね。

もう店内に工具をデコレーションしてるくらいですから・・・。

小廢墟 Ruins Coffee Roastersのロゴ。なんだか鳥の頭のようなものが気になって聞いてみたのですが・・・

改装してる最中にこの場所からこれが出てきたから、と見せてくれました。鳥の頭蓋骨。ビンに入れて大切に保管していましたよ。ほんとに鳥の頭だったんですね。

ロースターカフェとして稼働中

小廢墟 Ruins Coffee Roastersは一昨年(2016年)の夏にオープンしてからしばらくは焙煎が中心で週末のみカフェとして一般に開放されていました。しかしCafé Junkiesが閉店してからは平日もカフェとしてフル稼働するようになっています。

Café Junkiesの形見がここに。素敵なカフェだったのでほんとに残念です。

オリジナルのコーヒー豆やドリップバッグも販売してます。

こちらがメニュー。

この日は拿鐵(カフェラテ)と香蕉生乳酪(バナナチーズケーキ)をいただきました。

拿鐵(カフェラテ)(130元)

香蕉生乳酪(バナナチーズケーキ)(150元)

なかなか木柵まで来る人はいないと思いますが、ハッキリ言ってわざわざ来る価値のあるカフェですよ! 台北動物園や猫空に行くという人はぜひ寄り道して欲しいところです!

店舗情報

住所 台北市文山區木柵路三段242號
営業時間 13:00〜21:00
休日
FB Ruins Coffee Roasters
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