【桃城豆花】無骨でスタイリッシュな雰囲気を楽しむ嘉義の豆花店

ここ数年で嘉義市でも屈指の有名店となった「桃城豆花」。豆花店に限って言えば「嘉義品安豆漿豆花」や「嘉義壺豆花」と並ぶ人気。興業東路にある同名の豆花店の二代目が古ビルをリノベーションしてオープンしたお店なのですが2フロアを利用した広々とした店内や独特のメニューが魅力です。

桃城豆花

かつて病院として利用されたビル

嘉義市の光華路沿いで営業する「桃城豆花」へ行ってきました。こちらの店舗、もともと1960年代に開業した「德山醫院」という病院として使用されていたそうです。その後病院が閉鎖され30年以上放置されていたビルを改装し2021年8月5日に「桃城豆花」としてオープン。

まずは入り口のカウンターでメニューを受け取って席へ。ここは昔病院の受け付けだったみたいです。なんだか不思議な気分。

カウンターの脇を通って行くと裏庭がありここに席が用意されています。いい雰囲気ですね~。

一部屋根付きの部屋もあります。壁などほぼ手を付けてないのではないかと思われますがもともとは何の場所だったんでしょうね。

2階はとても広々とした空間。間仕切りの残骸のような物体があるのですべて取り払ったのではないでしょうか。

嘉義市政府の「老屋卸妝(嘉義市老舊建築立面美化計畫)」というプロジェクトに参加していたということで改修手法に一定の規制があったようですが、下手に手を加えず現状を維持しながらもどこかスタイリッシュな雰囲気も持ち合わせているとても素晴らしい空間が出来上がっていますね。

2階から眺める裏庭の様子。

さて、メニューを見てみましょう。こちらはメインの豆花ですね。湯底(スープ)が豆漿(豆乳)と糖水(シロップ)から選べます。

そして豆花の他にサラダ、ヨーグルト、チーズケーキなどが用意されているのが面白い。

コーヒーやワインなどドリンクも。

こちらは酸麵包(サワードウブレッド)を使ったオープンサンドイッチ。なぜ豆花のお店にこのようなメニューが(笑)。

注文は1階のカウンターで行います。その際、テーブルの場所を聞かれるので番号を確認しておきましょう。

豆花店とは思えないメニュー

珍珠豆花」を注文してみました。湯底は「糖水(シロップ)」を選択。

珍珠豆花・糖水(35元)

珍珠、つまりタピオカなのですがちょっと色が薄いですね。大きさもやや小さめでなんだか上品な感じ。たぶんもっと真っ黒で大粒をイメージしている人が多いのではないでしょうか。

ちなみにあくまで個人的な好みなのですが豆花はこのように形がしっかり残っている方が好きです。たぶん味には関係ないと思いますが・・・

ちょっと気になったのでオープンサンドイッチも注文してみました。しかし名前が「招牌(おすすめ)」ってストレートですね(笑)。

招牌(220元)

具には西班牙生火腿(ハモン・イベリコ)、芝麻葉(ルッコラ)、酪梨(アボカド)、酸奶(ヨーグルト)。もうサワードウブレッドがほぼ見えないですね。しかし豆花のお店に来ていることをちょっと忘れてしまいそうなお洒落な一品ですよ。

オープンサンドイッチは豆漿(豆乳)付きです。

さて、別の日に改めて再訪しました。この日は豆漿の湯底で豆花を注文。いわゆる「豆漿豆花」というやつですが嘉義ではよく見かけるんですよね。そしてドリンクに「美式(カフェアメリカーノ)」もいただきました。

原味豆花加芋圓(豆漿)(55元)、美式(60元)

豆花にコーヒーという組み合わせは初めてのような気がします。

豆花に豆漿って何だかすごく健康的な感じですよね。それにしてもやはり豆花の形がくっきりしているのがいい。

メニューには「加芋圓」とだけ書かれていたので芋圓(タロイモ団子)だけかと思ったら地瓜圓(サツマイモ団子)も入ってました。モッチリした食感とほのかな甘さがいいですね。

こちらは「蜂蜜優格」。

蜂蜜優格(80元)

波斯優格(Persian Yogurt)と呼ばれるヨーグルトに蜂蜜、烤核果麥片(グラノーラ)、そして豆漿(豆乳)という組み合わせ。なんだかメニューを見ていると健康的というワードで統一されているような気がしますね。

豆花というと小さなお店でサッと食べて帰る、というイメージですが「桃城豆花」はお店の雰囲気も楽しみながらゆったり過ごしたくなりますね~。嘉義に来たらマストな場所の1つではないでしょうか。

店舗情報

住所 嘉義市東區光華路65號
営業時間 9:00~22:00
休日
リンク 桃城豆花
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