台南市の中心部にある大菜市(西門市場とも呼ばれる)は西門路、中正路、國華街、正興街に囲まれた場所にあり1905年から続く歴史のある古い市場です。年々衰退の一途を続けた大菜市は、現在では生地店・布地店が多くのスペースを占めるように。しかし最近の台南ブームの流れから若者がこぞって新しいお店をオープンして再び活況を取り戻しています。日本でも数年前から大菜市がメディアに取り上げられているので訪れたことがある人も多いのではないかと思います。今回はそんな大菜市で昔懐かしい味のシュークリームを販売する「百珍西點麵包廠」を紹介したいと思います。
百珍西點麵包廠
建物の奥にある隠れ家的なお店
ここは大菜市の西門路側。九乘九という大きな文房具店のちょうど向かい辺りです。よく見ると今回の目的のお店の看板が出ています。資生堂の看板の隣にある「百珍囍餅」という看板がそうです。
ところが大通り沿いにはお店が見当たらなくてちょっと奥まっているところにあります。奥まっているというより完全に建物の裏側ですよね。こちらの資生堂の脇を中へ入っていきます。それにしてもこんなところに通路があるっていったいどんな造りの建物なんですかね? なかなか謎です。
奥へ入っていくとすぐに「百珍麵包蛋糕」と書かれた黄色の看板が見えてきます。名前が変わってますが(笑)・・・
ここが百珍西點麵包廠。パン、お菓子、ケーキ、他にも日曜品なども売っている小さな売店といった感じです。
日本ではあまり見かけない商品がたくさんあってなかなか脅威深いですね。
なんだろうこれ? 落雁みたいなお菓子かな?
お土産に買っていってもよさそうですねー。
いろんなお菓子やパンがあってどれも美味しそうなんですが今回買いに来たのはこれ泡芙(シュークリーム)。注文するとシュー生地を切ってその場でカスタードクリームを詰めてくれます。
昔懐かしい味のモコモコシュークリーム
というわけで買ってきました。袋のデザインがレトロでかわいいですねー。右横書きというのも歴史を感じます。
百珍西點麵包廠のシュークリームはこのモコモコしたかわいい形が特徴的。
泡芙(シュークリーム)(1個30元)
実際手に持ってみると結構なサイズのシュークリームですよ。
カスタードクリームもたっぷりと。近年の滑らかなタイプのカスタードクリームではありませんが、卵の風味と濃厚さが感じられる家庭で作ったような昔懐かしい味です。フワッとした軽い食感のシュー皮もいいですね。
大菜市には他にも美味しい小吃がたくさんあるので食事を楽しみつつ百珍西點麵包廠のシュークリームもおやつ感覚でどうぞ。
店舗情報
住所 | 台南市中西區西門路二段151號 |
営業時間 | 10:00~20:00 |
休日 | |
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