台湾には店名のないお店というのがわりと当たり前のようにあるんですよ。店名だと思ってたものが実は通称だった、ということもよくあります。分かりやすいのは「無名●●」といった呼び名のお店がありますがこれは店名がないっていうことですね。で、そういったお店が意外に美味しくて隠れた人気店だったりするんですよね。台湾に行ったらそういうあまり知られていない無名の名店を探してみるのも面白いですね。というわけで今回は花蓮にある名のない人気朝ごはん屋さん「德安一街無名早餐店」を紹介したいと思います。
德安一街無名早餐店
看板も何もない無名の朝ごはん屋さん
花蓮市中心部の繁華街からはやや離れた德安一街沿いにある朝ごはん屋さん。店名はないのですがお店のある場所から「德安一街無名早餐店」と呼ばれています。
お店は左右に2つ部屋があるのですが左側は外帶(テイクアウト)専用の注文カウンター、右側は內用(イートイン)用の客席です。
左側に行列ができていることがあるかもしれませんが、イートインなら気にせず右側の店内に入っていきましょう。
店頭には油條や燒餅が山積み。これが次々に注文が入ってどんどん売れていきます。
店内に入ったら空いてる席に座りましょう。
オーダーシートがあるので食べたいものを記入します。
イートインなので「內用」にチェック。テーブル番号は書かなくていいみたいです。これ「小籠包」の記入が間違ってます。1籠と間違えて「(正の字の)一」と記入してますが1個単位で注文するので食べたい数を記入しましょう。店員さんに確認されて気付きました。結局「5」と書き直して注文。
朝ごはん屋さんらしい武骨な小籠包が美味しい
注文したのは「小籠包」「蔥油餅」「冰豆漿」。
小籠包(1個8元)、蔥油餅(20元)、冰豆漿・大(20元)
飲み物は冷たい豆乳「冰豆漿」を。台湾の豆乳は基本的に砂糖入りなので甘いんですよ。でも自分はその方が飲みやすくて好みですねー。温かい豆乳なら無糖もあるので甘くない方がよいならそちらを。
お世辞にも美しいとはいえないいかにも街の朝ごはん屋さんの「小籠包」といった感じ。
「小籠包」にはこの蔥辣醬をつけると美味しいですよ。
肉汁がたっぷり、といった「小籠包」ではありませんがこういうのが意外に美味しいんですよね。ネギ入りの豚肉餡がとってもジューシーでこれはイケる。1口サイズなので10個くらい注文すればよかったかな・・・ この手のタイプの「小籠包」は個人的には好きですね。
いい色にカリカリに焼きあがった「蔥油餅」。
外側はカリっとしてますが中はしっとりした食感です。生地にはネギがたっぷり練り込まれていて香りがとってもいいですよ。
繁華街のホテルに泊まっている場合はちょっと遠いかもしれませんがちょっと足を延ばしてみてはどうでしょう。
店舗情報
住所 | 花蓮市德安一街59號 |
営業時間 | 5:00~11:00 |
休日 | 月 |
HP |