台湾の飲食店は非常に新陳代謝が激しいのです。どんどん新しいお店ができる一方で同じように次々とお店が潰れていくというなかなか競争の激しい世界。そのせいか新しいお店にはインパクトのある商品がよく見られます。どう見てもインスタ映えを狙ったと思えるぶっ飛んだビジュアルのメニューなんかも・・・ そんな中でも長く続くお店というのは実は派手さは控えめで、しかしセンスが光る商品を作っている、という傾向があるように思います。今回はそういう意味でお手本のようなお店、台北の赤峰街エリアにある「貨室甜品」を紹介したいと思います。
貨室甜品
赤峰街にある小さなコンテナのようなお店
「貨室」というのはコンテナのことなのですが「貨室甜品」はその名の通りまるで小さなコンテナのようなお店。日本人観光客にも人気の赤峰街エリアにあるスイーツ店です。
外から見た通り店内も小さなスペースでカウンター席とテーブル席を合わせても10人ちょっとといったところでしょうか。
こちらがメニュー。看板メニューの「貨室招牌刨冰」をはじめ「蜂蜜芋頭紅荳牛乳冰」「芋頭冬瓜蜜冰」など伝統的なトッピングを使いながらも盛り付けなどひと工夫を加えたお洒落なかき氷が人気です。
かき氷以外にも芋頭(タロイモ)、湯圓(白玉団子)、紅豆(あずき)などが主役のスイーツ、またドリンク類もありますよ。
濃厚なピーナッツソースがポイント
注文したのは看板メニューの「貨室招牌刨冰」。かき氷に湯圓、地瓜圓、芋圓、紅豆、麵茶などをトッピング。そして最も重要なのがオリジナルの花生醬(ピーナッツソース)です。
貨室招牌刨冰(150元)
付属のトッピング爆米香(ポン菓子)をかけてみました。
黄色い方が地瓜圓(サツマイモ団子)、グレーの方が芋圓(タロイモ団子)です。台湾ではかき氷のトッピングには欠かせない存在ですね。モチモチした食感と芋の自然な甘さが魅力。
こちらもQQ食感が楽しめる湯圓(白玉団子)。
紅豆(あずき)もたっぷりとトッピングされています。ホクホクした食感としっかりした甘さでトッピングの中でも存在感がありますね。
チョコレートのようにみえるのは実は「貨室甜品」の自家製の花生醬(ピーナッツソース)です。見た目通りこれがかなり濃厚な味なのですが意外にかき氷によく合うんですよ。台湾はピーナッツの使い方が日本と違ってバラエティーに富んでいるのですがこれもなかなか斬新ですねー。
伝統的なかき氷ながらも見た目や味に新しさを感じられる面白い一品でしたねー。他のメニューも気になるのでぜひまた来てみたいと思います。
店舗情報
住所 | 台北市大同區赤峰街71巷34號 |
営業時間 | 13:00~21:30、土日12:00~21:30 |
休日 | 月 |
FB | 貨室甜品 |