台湾のベーカリーと言えばまず名前があがるのが高雄の「吳寶春麥方店」。ベーカリーのワールドカップと呼ばれる「Coupe du Monde de la Boulangerie」で2008年に台湾代表のメンバーとして「酒釀桂圓」が2位、2010年に個人戦で「荔枝玫瑰」が1位、2016年に飾りパン部門で「梅引茶香」が2位と優秀な成績を収めているのです。現在では台北や台中にも支店があるのですが今回は高雄にある本店「高雄旗艦店」に行ってみました。
吳寶春麥方店
意外に庶民的な雰囲気の高雄店
「吳寶春麥方店」の本店は高雄市政府(四維行政中心)の向かいに建つ大きなマンションの1階。なんだか外観の雰囲気が台北の「臺北信義旗艦店」によく似てますがたぶん台北の方がここを意識したのかな?
外観のイメージとはうって変わってお店の中は意外にも庶民的な雰囲気。「世界一」ということでもっと高級なイメージがあったのですがとても入りやすい感じですね。
こちらが「吳寶春麥方店」の名を台湾中に知らしめたパンの1つ「酒釀桂圓」。ベーカリーのワールドカップと呼ばれる「Coupe du Monde de la Boulangerie」で2008年に2位を獲得。赤ワイン、クルミ、桂圓(ドライ龍眼)が練りこまれたカンパーニュ(?)です。桂圓入りというのが台湾らしさがあっていいですね。
食べやすいようにスライスされたものもあります。
これは2010年の「Coupe du Monde de la Boulangerie」で世界チャンピオンを獲得したことで名高い「荔枝玫瑰」。ライチリキュール、玫瑰の花びら、乾燥ライチ、クルミなどが使われていて食べるとライチのいい香りが口のなかに広がります。「吳寶春麥方店」の中では個人的にはこのパンが一番すきですねー。
高雄店限定のパンもあるのでこちらもおすすめですよ。
ネギパン、肉鬆パン、マンゴーのベーグルといった台湾らしいパンも。
やっぱりクロワッサンは基本。
「日本黃金」? 英語で「Japanese Golden Bread」って書いてますがどんなのでしょうね?
これはお餅入りのパン。これも台湾らしいと言えばそうかも。
台北の「Fika Fika Cafe」とコラボしてるんですよね。こちらはコーヒーとセットになったギフトボックス。
これは必見! パイナップルケーキもありますよ。
桂圓入りの「金富桂」やレモンケーキの「翡翠香檸和菓子」なども。
こちらは3個入り。
ジャムや紅茶もあります。
いろいろ買ってみました
看板メニューともいうべき「酒釀桂圓」「荔枝玫瑰」「梅引茶香」は実は台北の「臺北信義旗艦店」で食べたんですよ。
というわけで今回は他のパンを買ってみました。まずは「可頌(クロワッサン)」と「咖啡果子」。
可頌(40元)、咖啡果子(35元)
「咖啡果子」は中にコーヒーが入ってるのかと思ったらそうではないみたい。生地の表面なのかな? なかにはバタークリームが入ってます。確かにほのかにコーヒーの香りがしますね。
初めて行くパン屋さんでは必ずクロワッサンを買ってしまいます。「臺北信義旗艦店」ではイートインだったのでこちらでクロワッサンを購入。サクサクと軽い食感、バターの風味豊かな美味しいです。
ゴマペーストとお餅が入った「芝麻麻吉小吐司」。ゴマならありそうですがお餅を入れてしまうところが台湾らしいですね。
芝麻麻吉小吐司(100元)
パンのモチモチ感とお餅のモチモチ感が一体となった不思議な食感。これはでも意外に美味しい。ゴマの風味もよくてけっこう好きです。
店舗情報
住所 | 高雄市苓雅區四維三路19號 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
休日 | |
HP | 吳寶春麥方店 |
FB | 吳寶春麥方店 高雄店 |