「打狗」という名前を聞いてピンとくる人はかなりの台湾通ですね。「打狗」というのは高雄のかつての名称で日本統治が始まった1895年以降に「高雄」に改称されました。このあたりの詳しい歴史について興味のある人は調べてみると台湾についていろんなことが分かって来ますよ。さて、高雄にはこの「打狗」という名前が使われるお菓子があるのをご存知でしょうか。というわけで今回は高雄のお土産にピッタリ「打狗餅」を紹介したいと思います。
打狗餅鋪
高雄(打狗)の名前が付いたお菓子が看板商品
打狗餅鋪は高雄の中正一路沿いにあるお土産店。MRT五塊厝駅と技擊館駅のちょうど真ん中あたりにお店があります。ここ以外にも台鐵新左營車駅のGlobalMall 環球購物中心、高鐵(新幹線)左營駅、台鐵高雄駅にも支店があるようです。
「打狗」というのは実は「高雄」のかつての呼び名なのです。その「打狗」という文字を名に冠したお菓子が「打狗餅」。
17世紀に打狗(台湾語: Táⁿ-káu, ターカウ)という小さな村から発展し、都市へと成長した。ターカウとは平埔族マカタウ族の集落タアカウ社の名称に由来し、そのマカタウ族の言語で「竹林」を意味する言葉であった。
※ウィキペディア(Wikipedia)より引用
なぜ馬がいるのかはよく分かりません(笑)。
店内にはさまざまなお土産がズラリと。
こちらが打狗餅。巧克力(チョコレート)、金桔(キンカン)、蔓越莓(クランベリー)、桂圓(リュウガン)、養生果仁(ナッツ)、香蕉(バナナ)、鳳梨(パイナップル)の7種。
パイナップルケーキもあります。
こんなかわいいパッケージのお菓子も。
コーヒー味のクッキー。いくつか試食させてもらったのですがこれが結構美味しかったですねー。
こちらはミニパイナップルケーキ。
バラの花の形を模したクッキー。
杏仁のクッキー。これもなかなか美味しかった。
お茶もあります。
しっとりクッキーの打狗餅
打狗餅の鳳梨(パイナップル)、桂圓(リュウガン)、香蕉(バナナ)を買ってみました。
打狗餅(鳳梨・桂圓・香蕉)(各200元)
打狗餅・鳳梨(パイナップル)。
白っぽい色のクッキーに打狗餅と赤い文字の印が。
生地はクッキーと言うよりも饅頭に近いような柔らかさでしっとりした食感。中にはパイナップルの餡が入っています。これが濃厚でかなり甘い。パイナップルの風味もしっかり感じられて美味しいのですがこの甘さはもしかすると好き嫌い分かれるかも。
打狗餅・桂圓(リュウガン)。
外観はどれも同じようですねー。
こちらは中に桂圓(リュウガン)の餡入り、といいつつパイナップルも使われているようです。基本的にどのフレーバーもパイナップル入りみたいですね。でもほのかに桂圓(リュウガン)の香りも感じられますよ。甘さはこちらもかなりのものです。
打狗餅・香蕉(バナナ)。
これは食べてすぐにわかるバナナ味。台湾のお土産系のお菓子でバナナ餡ってあんまり聞かないのでちょっと新鮮ですね。バナナ自体が甘いせいか他の2つに比べさらに甘いような気がします。
パイナップルケーキも買ってみました
せっかくなのでパイナップルケーキも買ってみました。10個入りでなかなか高級感のある箱に入ってます。
鳳梨酥(10個入り)(420元)
高雄、大樹のパイナップルを使ったパイナップルケーキ。全行程を手作りで作っているそうです。
打狗餅と同様、クッキー部分はかなりしっとりした食感です。餡はパイナップルの果肉が入っているタイプ。とはいえ酸味はあまりなくかなり甘さが強い。美味しいんですがちょっと重たいのでパクパクといくつも食べれるような感じではないですね。まあパイナップルケーキってカロリー高いのでそれはそれでいいのかも(笑)。