台北市の大同区といえば赤峰街、迪化街、寧夏夜市、延三夜市などたくさんの見どころがありますが同時に古い建物が立ち並ぶ下町の雰囲気を残したエリアでもあります。ちょっと路地裏に足を踏み入れると生活感の溢れる風景が現れたりするのです。今回はそんな大同区の賑やかな場所からはやや離れた場所、圓山駅から西へもう少しで淡水河という大同区の外れまで行ってみました。「こんな場所で・・・」というような細い路地でサンドイッチを売っている「菜菜朝食」を紹介したいと思います。
菜菜朝食
路地奥の住宅を改装したお店
MRT圓山駅から庫倫街(途中から酒泉街)をずーっと西へ進んでいき、延平北路を南に入って1つ目の路地がこちら。この細い路地の先に「菜菜朝食」があります。
どう見ても住宅しかないこんな細い路地にほんとにお店があるのか、という雰囲気なのですが・・・
確かにちゃんとあります。右に見える住宅の窓口にイスを置いているところですね。
こちらが「菜菜朝食」です。ふつうの住宅をちょっと改造した小さな朝ごはん屋さん。いやもう隠れ家もいいところですね。
実はこの日7時過ぎにお店に来たんですよ。でも開いてない・・・「おかしいなー」とお店のFBをチェックしたらちょうど投稿があって「寝過ごしたので8時にオープンします!」と。「ええええーー」と、仕方ないので8時にまた出直してきました。まあ台湾ではよくあることです(笑)。
それにしてもこんな場所でお客さん来るんだろうか、と思うのですが結構来るんですよね。テイクアウトしていくお客さんもいましたねー。ちなみにテイクアウトする場合は容器や袋を自分で用意する必要があります(ドリンクも同様)。
メニューはサンドイッチが4種類。白酒炒菇(キノコの白酒炒めのサンドイッチ)、培根南瓜泥(ベーコンとカボチャペーストのサンドイッチ)、鷹嘴豆咖哩(ひよこ豆のカレーのサンドイッチ)、蜂蜜地瓜泥(蜂蜜とサツマイモのサンドイッチ)です。
その他シナモンロールやコーヒーも。
ベーコンとカボチャペーストのサンドイッチ
どのサンドイッチも食べたことのないタイプだったのでどれにするか悩みましたが培根南瓜泥(ベーコンとカボチャペーストのサンドイッチ)を注文しました。イートインは窓の前におかれたイス2つのみ。座って目の前でサンドイッチを作る様子眺めます。(写真は他のお客さんのサンドイッチ(たぶん鷹嘴豆咖哩)を作ってるところ)
ようやくサンドイッチのできあがり。コーヒーもいっしょにいただきます。
培根南瓜泥(ベーコンとカボチャペーストのサンドイッチ)(75元)、咖啡・HOT(50元)
サンドイッチに使われてるパンは拖鞋麵包(チャバタ)のようですね。軽く焼いているのでサックリと香ばしくて軽い食感です。ただチャバタってもうちょっともっちりした感じだったと思うのですがどうなんだろう。まあでもこのサンドイッチとしては美味しかったですね。
黄色く見えるのが南瓜泥(カボチャペースト)。その他ベーコン、タマネギ,スパイスで焼いたトマト,レタスなどを挟んでいます。ほのかに甘く濃厚な味わいのカボチャペーストがベーコンやトマトとマッチして意外な美味しさですね~。それにレタスのシャキシャキ感が加わって爽やかさもプラス。
場所が場所なのでそんなに人通りもなくオーナーの女性とのんびり会話をしながらサンドイッチとコーヒーをいただきまます。今年(2019年)の4月ごろオープンしたばかりのようで「外国人の客は初めて」とのこと。そんなタイミングで遅刻してしまって「ごめんなさい~~」とずいぶん申し訳なさそうにしてました(笑)。
こんな意外な場所で美味しいサンドイッチが食べられるとは驚きでしたね~。他のメニューも気になるのでぜひ再訪して食べてみたいですねー。シナモンロールを買っていくお客さんも結構いたのでこちらも試してみたいと思います。
店舗情報
住所 | 台北市大同區延平北路四段102巷25號 |
営業時間 | 7:00~15:00 |
休日 | 木~日(FBを要確認) |
FB | 菜菜朝食 nanachoushoku |