台湾東部の町「台東」。台北からかなり遠いうえ新幹線も通ってないので高雄から台鉄に乗っても3時間ほどかかってしまいます。というわけで台北、台中、台南、高雄などに比べると台東を訪れる人は圧倒的に少ないと思います。でもきれいな海、広大な田園風景など自然の魅力に溢れた素晴らしい街なのでぜひとも行ってみてほしい街です。そしてやっぱり美味しい食べ物。他の都市に比べて情報も少ないだけに「台東のグルメってどんなの?」と思う人もいますよね。というわけで今回は台東グルメの中から台東屈指の人気店の1つ「老東台米台目」を紹介したいと思います。
老東台米台目
引っ越し後のお店は広くて快適!
「老東台米台目」は1955年創業。60年以上の歴史を持つ台東の米苔目の老舗です。もともと正氣路の、こちらも台東の人気店「林家臭豆腐」の隣りで営業していましたが2015年に現在の場所に引っ越して決ました。新しい店舗はとても小吃店とは思えない存在感。これほどの規模になるとはやっぱり人気があったんだな~と思わずにはいられません。
ちなみに台東のお店なので、つい「老台東米台目」と呼んでしまいそうですが「老東台米台目」です。それから「米苔目」ではなく「米台目」と書いてますね。どちらが正しいのかな? 台北では「米苔目」の方が多いような気がするのですが。
お店に入ったらオーダーシートとペンが置いてあるのでこれを取って席に着きます。
店内は小吃店とは思えないほど広~~~い! とっても快適、それに清潔です。
おすすめの米台目は汁ありの「湯」と汁なしの「乾」が選べます。米台目といっしょに貢丸、滷蛋を注文するとトッピングしてくれますよ。お腹に余裕があれば滷味などの小菜もぜひ注文してみてください。他にも冬瓜茶や洛神花茶などのドリンク類もありますよ。
オーダーシートに記入を終えたら(テーブル番号も忘れずに!)レジに持って行って清算します。
結帳單という明細をもらいます。牌號という番号が書かれてあるのでてっきり番号で呼ばれるのかと思ってましたが店員さんがテーブルまで料理を運んでましたね。混み具合によって変わってくるのかな?
レジの裏側(客席側)には冷蔵庫があってカップに入ったドリンクが置いてあります。注文した人はここから自分で取っていきましょう。
冷蔵庫の横には小皿やスプーンなどの餐具、調味料、それにお土産なんかも置いています。
ストロー(吸管)もあるのでドリンクを注文したは取りましょう。
調味料は烏醋(ウスター)や辣油などがあるのでお好みで使いましょう。
自家製の辣椒醬。うーん、辛そう・・・ ちょっと遠慮しておきましたが辛いのが好きな人はぜひお試しを。
ちなみになぜか箸だけはテーブルの上に置いてあります。
こちらはお土産。台東土産にいかがでしょう。
鰹節がどっさりとトッピングされた米苔目
注文したのはこちらです~。
米台目・乾(45元)、貢丸(10元)、老東台滷味(100元)、台東洛神花茶(35元)
米台目は汁なしの「乾」を注文。台北でよく見かける米苔目はトッピングがもっとシンプルで真っ白い麺とネギの緑のコントラストが美しい印象。一方こちらはどっさりと鰹節がトッピングされて台北のと比べるとまったく写真映えはナシ(笑)。まあ見た目じゃなく味ですからね~。
これは別で注文した貢丸。米台目にトッピングしてくれます。滷蛋をトッピングする人も多いですよ。もちろん両方注文してもOK。
米苔目は一見うどんのように見えますが全く別物。やや細めで短いのが特徴です。はっきり言って箸で持つとこのようにツルツルとすべってしまうのでスプーンの方が食べやすいですね。うどんのようなもっちりとした食感ではなく食べるとプツプツと切れるような感じです。米苔目自体はあっさりした味なので鰹節やタレとよく絡めて食べると美味しいですよ。
ドリンクから選んだのは台東洛神花茶。洛神花(ローゼル)を使った飲み物、といってもイメージが湧かないかもしれませんが、甘酸っぱい梅ジュースのような感じです。
こちらは老東台滷味。滷味の盛り合わせですね。
これは何だろう? 豬舌かな? たぶん豚肉のどこかの部位だと思うのですが・・・
これは黑輪でしょうね。さつま揚げのような練り物です。
豬耳朵。滷味の定番ですねー。コリコリした食感で美味しい。
これも滷味ではおなじみ豆干。
こちらは豬血糕かな。見た目はイマイチですが美味しいんですよ。
「老東台米台目」は台東三大米苔目の1つという声もあるほど台東では人気のお店です。メニューも豊富なので人数が多いといろんな料理をシェアできてより楽しめそうですね~。台東に来たらぜひ行ってみてほしいお店です。
店舗情報
住所 | 台東市大同路151號 |
営業時間 | 11:00~22:00 |
休日 | |
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