【極道拉麵】これぞ究極の日台ハイブリッド! タピオカミルクティーラーメン!

台湾といえばやっぱりタピオカ! 台湾に行ったら珍珠奶茶(タピオカミルクティー)は外せないマストグルメですよね。実はおなじみタピオカミルクティーの他にもタピオカを使ったグルメはいろいろとあって、例えばかき氷や豆花のトッピングに使われるのはよく知られるところ。他にもパンケーキ、シュークリーム、回転焼などなどさまざまなスイーツにもトッピングとして使用されています。そんな中ちょっと驚きの料理にタピオカが使われているのを発見。それはなんとラーメン! 果たして美味しいのか? というわけでタピオカミルクティーラーメンを求めて高雄の「極道拉麵極道ラーメン)」に行ってみました。

※「極道拉麵極道ラーメン)」は閉店しました。

極道拉麵

台鉄左營駅近くのラーメン屋さん

お店は繁華街からはちょっと離れた台鉄左營駅の近くにあります。台鉄で左營駅まで行って歩くか、MRT巨蛋駅、または生態園區駅からタクシーで行くという2択が主なアクセス方法ですね。

タクシーで行く場合「お店の場所を説明するのが面倒なので左營駅まで行ってもらおう」というときにはちょっと注意が必要。まず間違いなく「高鐵(新幹線)の方?」と聞かれると思います。実際この日もタクシーで台鉄左營駅に行こうとしたのですが「高鐵(新幹線)の左營駅か?」と聞かれたので「違う違う、台鉄の左營駅。」と念を押しました。

※高鐵(新幹線)の左營駅と台鉄の新左營駅は同じ場所

ほぼ開店直後にお店に到着。いわゆる日本のラーメン屋さん、ということでお店の中はごらんの通り。ちょうちんに桜と日本の雰囲気が満載です。

壁の写真は京都の先斗町かな?

こちらがメニュー。白湯らーめん、塩らーめん、醤油らーめん、などなど日本人には馴染みのあるラーメンが並んでいます。それにしても「和歌山鶏ゆずらーめん」ってずいぶんマニアックですね。あと「幻のブルー人魚伝説らーめん」って何だ(笑)? 気になる。

さて、ここには載ってないんですが実は極道拉麵には注目のメニューがあるのです。それが「珍珠奶茶拉麵」。何とタピオカ入りのラーメンですよ。で、早速注文しようとしたんですがまだ準備できてないんだとか。20分くらいかかるということなので、とりあえず注文して店内で待つことにしました。

衝撃の珍珠奶茶拉麵、果たしてその味は?

そして待つこと約30分、やっとお目にかかれましたよ~「珍珠奶茶拉麵」です。

見るからに濃厚そうなスープにやや黄色がかった麺。トッピングにはチャーシュー、メンマ、海苔、煮卵、とここまではごく普通のラーメンなんですが、それを一瞬で覆すのがタピオカの存在。ツヤツヤと黒光りするタピオカはやはり異彩を放っています。

そして、いいですか「珍珠拉麵」じゃなくて「珍珠奶茶拉麵」ですよ。そう、つまり単にラーメンにタピオカが入ってるというだけでなく「ミルクティー」も入ってるということなのです。う~ん、果たして美味しいんだろうか? ちょっとドキドキします。

珍珠奶茶拉麵・細麺・麺の堅さ普通・スープの濃さ普通(270元)

お箸はこちら。引き出しになってます。

付け合わせにはなんと刻みネギとミルク。「まずはそのまま食べて後で入れてみてください」ということです。

まずタピオカから食べてみます。ドリンクスタンドでよく見かける「黒糖タピオカミルク」っていうのはタピオカを黒糖で煮こんでるわけですがタピオカそのものはほぼ味は無いんですよね。なのでこちらは予想通りラーメンの味には影響無くモチモチとした食感のトッピングです。とは言えやっぱりラーメンにタピオカが入ってるという見た目のインパクトはありですよね。

さて、問題のミルクティー入りのスープを一口。ん? おや、美味しいね・・・ 意外にも濃厚でイケる。言われなければミルクティーが入ってるとは思わないですね。ややまろやかな印象があるのがやはりミルクティーの影響かな。それに台湾人の味覚に合わせた、いわゆるローカライズされた味ではなく日本人向けの味ですね。

てっきり豚骨ベースだと思ったのですが鶏ベースなんだそうです。オーナーが言うには台湾の豚を使うと変な味になるので鶏を使ってるんだとか。オーナーは台湾人ですが日本在住経験もあるので日本のラーメンの味もよく知っていてこだわりがあるようです。

麺は太さと堅さが選べます。これは細麺、堅さは普通。やっぱり台湾の陽春麺や炒麺とは違ってコシのある、まさに「ラーメン」といった感じの麺ですねー。

途中から刻みネギとミルクを入れてみます。ミルクを入れるとさすがにまろやかさがかなり際立ってきますね。人によってはちょっと気になるかもですねー。少しずつ入れるといいでしょうね。入れなくてもじゅうぶんに美味しいのでそこは好みでどうぞ。

チャーシュー、煮卵、メンマなどのトッピングも旨い。ほんとに日本にあってもほとんど違和感ない味だと思いますよ。欲を言うとスープがもっと熱々だったら嬉しいんだけど、台湾ではあまり熱いのは好まれないのかな?

完食しましたー。ごちそうまです。

オーナーがベースの鶏スープをちょっと飲ませてくれました。全く味付けされてない状態です。色も半透明でこれだけ飲むと確かに鶏だというのがはっきりわかりますね。

いやいや、正直見た目重視の「やっちまった」なラーメンかと思ったのですが予想に反してなかなか美味しかったです。今度来たらオーソドックスなラーメンもぜひ食べてみたいですね。

あと、店内では犬(たぶんトイプードルかな)が放し飼いにしてました。しかも5~6匹いたような。お客さんが来るたびに吠えまくってました(笑)。気になる方は注意。

店舗情報

住所 高雄市左營區勝利路41-1號
営業時間 17:00~21:00
休日  
FB 極道ラーメン
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