台南へ来ると清水寺近くにあるWhite Do 白做研究所をよく訪れます。特に何か用事があるわけではないのですが顔見知りの店主とお話したり飼い猫のSOUSOUの様子を見たりと・・・ 今回もちょっとお店に顔を出したのですがその途中で「小山林」と書かれた看板のある気になる建物を発見。白做の店主の話ではカフェ兼ダイニングのお店だと。白做の斜向かいでご近所ということもあってかオーナーとは仲良しのようです。これはなかなか面白そう、とうわけでその「小山林 家庭料理」に行ってみましたので紹介したいと思います。
小山林 家庭料理
清水寺近くの古民家を改装したお店
こちらは清水寺。といっても京都ではなく台南にある正式名称「六合境清水寺」というお寺です。7本の道路が接続する民生綠園というロータリーのすぐ近く、開山路、青年路、友愛東路に囲まれた路地裏にあります。
台南と言えばあちこちに魅力的な路地裏がたくさんあるのですがここも面白いお店がたくさんあるので散策におすすめのスポットです。
今回紹介するお店「小山林 家庭料理」もこの路地裏にあるダイニングカフェ、というより喫茶店兼小食堂といった方がしっくりくる雰囲気ですね。
古民家を改装したお店、と言ってもおそらく外観はほぼ手を加えず。
小さく目立たない看板なので一見普通の民家だと思って素通りしてしまいそうですね。まさに路地裏の隠れ家カフェという表現がぴったりのお店です。
店内はシンプルながらも味のあるテーブルや椅子、インテリアなどアットホームな雰囲気。静かにお茶や食事を楽しむのにはもってこいの空間ですねー。
ちなみにオーナーが飼っている猫がおります。
さてメニューですがドリンクやスイーツはいつでも注文OK。
「FOOD」と書かれてる食事のメニューは予約制となっています。時間帯は12:00~13:30(火~日)と17:00~19:00(金~日)の2つ。予約はFacebookで受け付けています。
最後のページにはお米、野菜、果物、玉子、油など食材についての説明が書いてあります。安心安全な食材にこだわっているんですねー。
カフェ利用はいつでもOK
White Do 白做研究所に寄った後「いっしょに行こう」ということで白做の店主と小山林へ。カフェ利用なら予約なしでもいつでもOKです。
スイーツは酒鬼提拉米蘇(ティラミス)の他に季節限定のスイーツが数種類。詳しい内容はオーナーに聞きましょう。こちらはマンゴーを使ったケーキ「雙層芒果蛋糕」。ちょっと崩れてしまいましたが(笑)。
雙層芒果蛋糕(250元)
もう1品、白做の店主が注文したピーナッツとキャラメルのチーズケーキ。ちょっとおすそ分けしてもらいましたがピーナッツの濃厚な風味が印象的。
焦糖碎花生起司蛋糕(270元)
桑椹(マルベリー)のウイスキー漬けを使ったアイスティー。
桑椹威士忌冰茶(120元)
こちらは鍋で煮だして作るミルクティー。牛乳は地元台南の虎山鮮乳を使っています。
自家鍋煮奶茶(140元)
完全お任せの予約制食事メニュー
後日改めて食事メニューを予約して訪問しました。内容は完全お任せです。「無國界的家庭料理」っていうのつまり無国籍料理っていうことでしょうね。オーナーがその季節の旬の食材を使って献立を決めています。
無國界的家庭料理(300~350元 ※この日は320元)
この日のメインは花椒と葱ソースで味付けした鶏肉。四川料理がベースになっているそうです。とはいってもそれほど辛くはなく花椒と葱の良い香りが食欲を刺激します。けっこう豪快でボリュームあってビックリです。
小吃店での食事ではあまりお目にかからない白ご飯。使っているお米は益全香米(台農七十一號)。台湾も美味しいお米はほんとにちゃんと美味しいんですよね。
秋葵(オクラ)を紫蘇、玉ねぎ、木耳で和えたもの。これは和食がベースになってるそうです。
汁物は海帶芽蔬菜湯。ワカメ、ニンジン、玉子、ネギなどが入ったあっさりながらも旨味たっぷりのスープ。どの料理も手間をかけて丁寧に調理されていてほんとに美味しい。何より食材に気を使っているので一味違った家庭料理が楽しめますよ。
ロケーションやお店の雰囲気もいいしカフェ使いにも食事にもおすすめです。食事の場合は少なくとも1日前には予約するようにしましょう。当日の予約は難しいのでなるべく早めに。また写真を撮りたい場合はオーナーに一声かけるようにしましょう。席を移動して写真を撮ったり、他のお客さんがいるときに写真を撮ったりするのは控えましょうね。
店舗情報
住所 | 台南市中西區開山路3巷21號 |
営業時間 | 12:00~18:00、金~日12:00~20:00 |
休日 | 月火 |
FB | 小山林 家庭料理 |