台湾で朝ごはんと言うと蛋餅、焼餅、油條、肉包といった伝統的な料理が食べられる豆漿店や魯肉飯のお店などがよく知られるところですが、それ以外にもいろいろなお店があるんですよ。しかしどのお店にも共通しているのはサッと寄ってサッと食べれるところ。朝の忙しい時間に簡単に食事を済ませる、或いはテイクアウトできるというのが外食大国の台湾ならではですね。というわけで今回は「蛋餅や魯肉飯はちょっと飽きたな~」という人におすすめ。あっさり味の魚のスープがいただける「以馬內利鮮魚湯」を紹介したいと思います。
以馬內利鮮魚湯
ビジネスエリアの路地裏にある屋台街
善導寺のある忠孝東路は大きな多いなオフィスビルが立ち並ぶビジネス街。通勤前の早朝にやって来るとさすがに静かなものですが1本南のこちらの路地には朝ごはんを提供する屋台がズラッと並んでいます。
杭州南路から入って一番奥にあるのがこちらの以馬內利鮮魚湯。はっきり言って中国語はまだ未熟ですが、長いこと接してるとなんとなく「おや?」と感覚的に気付くことがあって、例えばこの店名の「以馬內利」。「なんだか中国語ぽくないなー」と調べてみるとインマヌエルという旧約聖書に登場する人物なんだとか。お店とどういう関係があるのかはわかりませんが・・・。
それはさておきお腹減ってるのでさっそく朝ごはんをいただきます。
頭上のメニューを見ながら口頭で注文します。スープがいろいろありますがおすすめはズバリ鮮魚湯。これに炒麵、炒米粉、什錦麵(五目麺)などから好きな麺を選ぶとよいでしょう。
魚が丸々1匹入った鮮魚湯
鮮魚湯に麺は炒米粉を選んでみました。
鮮魚湯(70元)、炒米粉(30元)
折れてて分かりにくいですが魚は1匹入っています。魚の種類を明示にしないところが台湾らしいのですが、たぶんこれ吳郭魚っていう魚ですね。魯肉飯のお店に行くと煮つけが置いてあるのをたまに見かけます。
スープはかなりあっさりした味ですが朝ごはんならこのくらいでもいいかな。昼ごはんだとちょっと物足りないかもしれないな~。魚は見ての通り白身でタンパクな味。骨が多いので気を付けましょう。
こちらは炒米粉。炒めた米粉にニラ、もやし、肉燥、紅蔥酥(玉ねぎのチップ)がトッピングされています。
テーブルに調味料が用意されています。これらは自家製の蒜汁、醋汁、辣油。透明なのが蒜汁(ニンニクのタレ)、黒いのが醋汁(たぶん黒酢のタレかな)、そして赤いのが辣油。
炒麺よりも炒米粉の方がやや歯応えがありますね。もやしの食感やネギの香りも良くて美味しいです。蒜汁、醋汁に加えて辣油も恐る恐るちょっとだけかけてみたんですが、やっぱり辛~い。かけすぎには注意しましょう。
台北のど真ん中にもまだまだこんな場所があるんですねー。朝は出勤前のサラリーマンやOL、昼は近所で働く人達で賑わう路地裏です。地元の人々に混じって食事を楽しんでみましょう。
店舗情報
住所 | 台北市中正區杭州南路一段11巷3號 |
営業時間 | 7:00~19:00、土7:00~14:00 |
休日 | 日 |
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