台湾グルメと言えば小籠包、牛肉麺、魯肉飯などいろいろありますが「特に何かの専門店というわけではないけど台湾の庶民的な料理が楽しめる食堂」的なお店で食べたい、といったことを考えている人もいるのではないでしょうか。自分も台湾旅行3、4回目ごろからそういった漠然とした要望がありました。特に根拠があるわけでもなく「こういうお店があるはず」と思い込んでいたものですから理想のお店がなかなか見つからない。今思えばそれは勝手に自分が作り上げたイメージなんですが、それにわりと近いのではないかと思っているお店があるので紹介したいと思います。
金仙魚丸分店
南部の味が楽しめる小吃店
台北の永樂市場の向かいにある台南小吃が食べられるお店「金仙魚丸分店」。中山区の濱江市場近くにもっと大きな本店があるのですが、迪化街エリアにあるこちらのお店の方が日本人観光客には馴染みがあるのではないでしょうか。
ちょっと前に改装したらしく店内が綺麗になってました。外観はあまり変わってないのですが正面に掲げてあったエビのイラストが描かれた看板がなくなってるのがちょっと残念。まあ、時代の流れですね。(下の写真は2年前の金仙魚丸分店)
でもメニューは変わらず今でも安くて美味しい食堂といった雰囲気で相変わらずの人気ぶりです。
テイクアウトしていく人も多いのでキッチンは常に忙しそうです。
メニューはご飯ものが排骨飯、雞腿飯、蝦捲飯など。これらは麺、米紛にも変更可能。台南名物の蝦捲が特に人気があるようです。
オーダーシートは無いので口頭で注文したら開いてる席に座りましょう。
テーブルには箸や各種調味料など。
絶品! 雞腿飯と蝦捲飯
ほどなくして料理が運ばれてきました~。
フタを開けると~・・・ おおぉー、美味しそう! このこんがりいい色に揚がった鶏もも肉、堪りませんね~。蝦捲が人気ということなんですが個人的にここの雞腿飯が大好きなんですよ。
雞腿飯(90元)、蝦仁湯(45元)
ウマい!! 外側はカリっと、中はジューシー、お肉の旨味もしっかり味わえます。台湾の雞腿飯(又は雞排飯)って結構いろんなところで食べるんですがホント美味しいですよね~、ハズレに出会ったことがほとんどありません。たぶん排骨飯の方がよく知られていると思うんですが雞腿飯も美味しいのでぜひお試しを。
こちらは蝦仁湯。プリプリのエビのすり身団子が入ったあっさり味のスープです。
蝦捲飯ももちろん美味しいですよ。蝦捲というのはエビ、餡、皮の3つで構成されていて、エビと一緒に魚のすり身、豚肉などで作られた餡を豚の腹膜を利用した皮で巻き油で揚げたものです。それをご飯にのせたのがこの蝦捲飯。
蝦捲飯(85元)、魚丸湯(35元)
この蝦捲、食べると餡の旨味がジュワっと口の中に広がってウマい! エビのプリっとした食感もよいです。日本人なら間違いなく好きな味だと思いますよ。
魚のつみれが入った魚丸湯。こちらもあっさり味のスープで雞腿飯や蝦捲飯によく合います。
蝦捲も雞腿も(排骨も)単品があるので、両方食べたいなら例えば「雞腿飯と蝦捲」とか「蝦捲飯と雞腿」といった組み合わせにすることも可能です。どれを食べても美味しい、しかも安い、さらには迪化街周辺という人気エリアにあるという貴重なお店だと思いますよ。
店舗情報
住所 | 台北市大同區南京西路233巷19號 |
営業時間 | 6:00~20:00、日6:00~18:00 |
休日 | |
HP |