おしゃれなカフェやコーヒースタンドが次々とオープンしている台湾ですが老舗の喫茶店も見逃せません。一歩店内に入るとまるで日本にいるかのような錯覚を覚える雰囲気は日治時代という歴史を思わせる何とも言えないノスタルジックな気分にさせてくれます。数こそ少なくなってきているもののまだまだ現役で営業しているお店があるので「今の内に行っておかなければ」と渡航する度になるべく訪れるようにしています。というわけで今回は台北の西門にある老舗の自家焙煎コーヒーのお店「蜂大咖啡」を紹介したいと思います。
蜂大咖啡
西門の老舗自家焙煎コーヒー店
MRT西門駅の1番出口、もしくは6番出口を出て成都路を100mほど歩くと左手に「蜂大咖啡」の看板が見えてきます。
看板がなければ一見お菓子屋さんか何かに見えてしまいそうなのですがここはれっきとした喫茶店。創業1956年なのでもう60年以上の歴史がある老舗喫茶店なのです。
入り口では伝統菓子の販売をしています。
花生糕、綠豆糕、合桃酥、杏仁餅などコーヒーにもよくあいそうですね。
パイナップルケーキもあるみたいですね。
テーブルや椅子など店内のレトロな雰囲気はいかにも日本の喫茶店といった感じ。
この日は開店間もない8時過ぎに来たのですがすでにお客さんの姿がちらほらと。1階には入り口付近のカウンター席(といっても物置きみたいになっててちょっと狭そうですが(笑))と奥のテーブル席があります。2階にも席があるようです。
テーブル席に座ってメニューを選ぶというのがまた日本的。当たり前のようですが台湾ではカウンターで注文してから席に座るというのがけっこう多いのです。
早餐というモーニングセットがあるのでこちらを注文。ハムエッグ、トーストにコーヒー、紅茶、牛乳から1つ選ぶことができます。
ハムエッグとトーストのモーニング
こちらが早餐。卵2個のハムエッグにトーストが2枚。ジャムとバター付き。飲み物はコーヒーを選びました。シンプルですがこれで120元なので安いです。
早餐(120元)
ちゃんと半熟卵のハムエッグです。ハムは台湾の朝ごはん屋さんではよく見る四角いもの。これ結構好きです。
トースト2枚なのでわりとお腹いっぱいになりますね。
コーヒーはもちろん蜂大咖啡のオリジナルロースト。苦味があってこちらも日本の喫茶店を彷彿される味です。朝にこのコーヒーを飲むとなんだか日本にいる気分になりますね。
パイナップルケーキもあるよ!
せっかくなので蜂大咖啡のお菓子をいくつか買ってみました。
蜂大咖啡のパイナップルケーキ。これはちょっと興味津々です。
蜂大焦糖鳳梨酥(1個25元)
焦糖ということでちょっと黒みがかっています。
中のフィリングも濃い色合い。キャラメル風味でやや甘味が強いパイナップルケーキです。クルミが入っていてこれがなかなかよいアクセントになっています。
これは鶏仔餅というお肉入りのクッキー。
鶏仔餅(15元)
鶏仔餅というわりには使われているのは豚肉のようです。どうも形が雛に似ているので鶏仔餅と呼ばれているらしいのですが、似てるかな?
合桃酥はクルミ入りのクッキー。
合桃酥(20元)
こちらはサクサクとした食感の甘いクッキー。誰もが好きな味ですねー。
おしゃれでインスタ映えするカフェもいいですが、たまにはこんなレトロなカフェでくつろいでみてはいかがでしょう。
店舗情報
住所 | 台北市萬華區成都路42號 |
営業時間 | 8:00~22:00 |
休日 | |
FB | 蜂大咖啡 |