台北、台南、嘉義と台湾に3つの店舗を展開する「秘氏咖啡」。実はそれぞれのお店にはテーマがあるんですよ。台北の「秘氏咖啡」は老上海、台南の「秘氏咖啡」は老香港、そして今回紹介する嘉義の「秘氏咖啡」は老日本、つまり「古き良き日本」がテーマなのです。1960年代の昭和の日本をイメージしてお店作りをして2016年の夏にオープン。3店のなかでは最も新しい「秘氏咖啡」です。台湾人目線の昔懐かしい日本を見ることができるという興味深いカフェですよ。
(嘉義)秘氏咖啡
1960年代の日本をイメージした喫茶店
嘉義の「秘氏咖啡」は台鉄嘉義駅から歩いて15分ほどの文化公園近くの延平街にあります。
外観は確かに古い日本を思わせるような雰囲気。今でも京都に行ったらありそうな感じですよね。
店内の造りがちょっと面白い。入ると先ず靴を脱ぐようになっています。中央に島のように小あがりの畳の席があって、その先にカウンター席があります。
入り口横の窓際にもちょっとした小あがり席が。
これはたぶん囲炉裏でしょうか。いろいろ凝ってますね(笑)。
一番奥のカウンター席。これを見るとなんとなく台南の「秘氏咖啡」を思い出しますね。
2階もあるみたいですよ。こちらも徹底して日本のイメージで統一していますねー。
コーヒーはハンドドリップのみ
こちらがメニュー。コーヒー、お茶、お酒、それにスイーツもあるみたいですが、ほぼ売り切れになってますね。開店間もない時間にきたのですが(笑)。
コーヒーも豆が8種類ほどから選べるのですがこの日は1種類のみ。なので必然的にそれを注文することに。
というわけでその1種類「衣索比亞鄧比多(エチオピアのDanbi Uddo)」をいただきました。コーヒーはハンドドリップコーヒーのみ。これも台南の「秘氏咖啡」と同じですね。カップではなく湯のみのような器でいただくのは嘉義「秘氏咖啡」が独特。
衣索比亞鄧比多(Ethiopia Danbi Uddo)(200元)
台湾の人がイメージする1960年代の日本、というのが日本人から見ると「なるほどね」と共感する部分もあれば新鮮で興味深い部分もあってなかなか面白い。お店自体は静かでのんびりすごすにはピッタリの雰囲気なので観光の合間にちょっと休憩、というときなどにはおすすめですよ。
店舗情報
住所 | 嘉義市西區延平街288號 |
営業時間 | 13:00~21:00 |
休日 | |
FB | 嘉義-秘氏咖啡 |