空前のタピオカブームの日本では今ドリンクスタンドの開店ラッシュですね。これまでドリンクスタンドなんてほとんど見かけなかったのにすごい勢いで増えています。しかしドリンクスタンド大国の台湾では日頃から新しいドリンクスタンドが誕生しているんですよ。そして同じように消えていくお店も多い(笑)。どういったことがきっかけなのか分かりませんがそういったお店の中からときどき大ブレイクするドリンクスタンドが出現するんですよね。例えば「幸福堂」や「Tigersugar 老虎堂」がいい例ですね。というわけで今回は昨年(2018年)台中にオープンして大ブレイクした「萬波島嶼紅茶」を紹介したいと思います。
萬波島嶼紅茶
わずか1年の間に台湾各地、更には海外まで出店
台中発のドリンクスタンド「萬波島嶼紅茶」。昨年(2018年)夏にオープンしたばかりにもかかわらず次々と台湾各地に出店。さらには香港、韓国、そして日本にもお店をオープンするというスピード感です。今回やって来たのは台北の二二八和平公園近くにある「台北衡陽店」です。
「萬波島嶼紅茶」のオーナーは台中の眷村出身なんだそうです。というわけで、眷村の昔ながらの飲料と現代風にアレンジした飲料というのがコンセプトのようです。
注文はこちらのカウンターで。混雑時は上部にある電光掲示板で番号を呼び出すシステムのようですがこの日はまだオープン間もない時間だったのでそんなに混んでいませんでした。
こちらがメニュー。地域で若干メニュー内容に違いがあるようです。またここには書かれてませんが季節限定のメニューもあります。特に夏季限定の「楊枝甘露」は大ブレイクしてましたね~。
※画像は萬波島嶼紅茶 Wanpo Tea Shop FBより引用
カウンターの脇にイートインスペースのような場所があるのですが、単に順番待ちのスペースなのかな? それともインスタ用の写真撮影スペース(笑)?
ズラッと並んだお茶の缶には何やら名前が書かれていますが、どうもこれは台湾各地の眷村の名前や台湾の歴史に因んだ名称のようです。例えば「勝利」は屏東の「勝利新村」ですね。
これ甜度(甘さ)と冰塊(氷の量)の調整の表示なんですが、嫌がらせかよ(笑)。
夏なら必飲の楊枝甘露!
というわけで注文したのは「楊枝甘露」と「紅豆鮮奶粉粿」。「楊枝甘露」は無料で小芋圓を追加することができるので希望する場合は店員さんに伝えましょう。「紅豆鮮奶粉粿」はMサイズのみです。
楊枝甘露 加小芋圓・L(75元)、紅豆鮮奶粉粿・M(65元)
こちらが「楊枝甘露」。「楊枝甘露」というのは香港の代表的なスイーツでマンゴーピューレをベースにココナッツミルクをはじめマンゴー果肉、グレープフルーツ、西米(サゴヤシのタピオカ)などを加えたものです。
その香港スイーツをドリンクにしたのが「萬波島嶼紅茶」の「楊枝甘露」というわけなのですがこれが今夏大ブレイク。 高雄発のドリンクスタンド「麻古茶坊」でも「楊枝甘露」が売られていたみたいですが今後の定番になるかもですねー。
で、味の方はというと実際の「楊枝甘露」を食べたことがある人ならその美味しさが想像できるはず。甘いマンゴーの風味豊かなドリンクにグレープフルーツの酸味が爽やかさをプラス。西米のプチプチとした食感、さらに小芋圓を加えるとモチモチ感も味わえます。これはブレイクするのも納得の美味しさですね~、ぜひ来年も販売してほしいです!
こちらも「萬波島嶼紅茶」の名前を一躍有名にした人気ドリンク「紅豆鮮奶粉粿」。あずきのドリンクに粉粿(サツマイモ粉で作ったものでゼリー)を加えたものです。台湾では義美の「紅豆粉粿冰棒」というアイスに味が似てると言われていますが確かに似てる(笑)。日本で言えばあずきバーみたいな感じでしょうか。あずきを飲み物にしてしまうというのは日本ではあまり発想がありませんが意外に美味しいのです。粉粿のモチモチした食感もいいですねー。
台湾に行くまで待てない、という人は東京にもお店があるみたいなので行ってみてはどうしょうか。
店舗情報
住所 | 台北市中正區衡陽路25號 |
営業時間 | 月~金9:00~21:00、土日10:00~21:00 |
休日 | |
HP | 萬波島嶼紅茶 Wanpo Tea Shop |
FB | 萬波島嶼紅茶 Wanpo Tea Shop |