台湾のチョコレートやコーヒーなどはここ数年メキメキを実力をつけて世界で頭角を現してきましたがベーカリーもそういった中に含まれるのではないかと思っています。台湾には昔からパン屋さんはたくさんありましたが、最近は本格的なベーカリーが増えてきているように感じます。今回はそんな本格派のベーカリーの1つである「陳耀訓・麵包埠 YOSHI BAKERY」が作る一風変わったパイナップルケーキを紹介したいと思います。
陳耀訓・麵包埠 YOSHI BAKERY
パンの世界大会で優勝した実力派ベーカリー
「陳耀訓・麵包埠 YOSHI BAKERY」は台北松山空港近くの閑静な住宅街にあるベーカリー。緑に囲まれた落ち着いた雰囲気がいいですね~。
こちらがオーナーの陳耀訓さん。鹿港出身のオーナーはパンの修業を積んだ後、高雄でベーカリーカフェをオープン。そして高雄のお店の閉店後、台北で「陳耀訓・麵包埠 YOSHI BAKERY」をスタートしました。
実はこちらのオーナー2年に1度フランスで開催されるパンの世界大会「Mondial du Pain(モンディアル・デュ・パン)」に台湾代表として出場し、見事グランプリを獲得している実力派なのです。
ちょうどお昼時だったせいか近くのオフィスで働く女性のお客さんで賑わっていました。
店内にはクロワッサンやデニッシュなど美味しそうなパンがたくさん並んでいます。
どれも美味しそうですねー。
こちらは世界大会で受賞したハードパン「莓香絮語」。大湖産(苗栗縣)のドライイチゴが練り込んであります。
同じく世界大会で受賞した黒ゴマ、白ゴマ、クルミ入りの「魯邦酸麵包(パン・オ・ルヴァン)」。
自家製のジャムも販売しています。お土産によさそうですねー。
こちらが今回の目的のパイナップルケーキ。台湾独特のスパイス「馬告(マーガオ)」を使っています。
箱入りは12個入りで380元。
レモンの風味が印象的なパイナップルケーキ
というわけでパイナップルケーキを購入してみましたよ。
馬告鳳梨酥(1個32元)
表面に黒い粒々が見えますがこれが馬告(マーガオ)ですね。馬告(マーガオ)というのは台湾原住民の泰雅族(タイヤル族)が古来から使用していた香辛料で、ピリッとした刺激やレモングラスのような風味が特徴です。
中には土鳳梨のフィリングが入っています。食べてみるとスパイスのような辛味はあまりなくて爽やかなレモンの風味がとても印象的です。フィリングの甘酸っぱいさと相まってなかなか独創的なパイナップルケーキですねー。保存期間が30日と日持ちもするのでお土産にもよさそうですね。
店舗情報
住所 | 台北市松山區民權東路三段160巷19弄36號 |
営業時間 | 11:30~19:30 |
休日 | |
FB | 陳耀訓·麵包埠YOSHI BAKERY |