台湾土産の定番中の定番「パイナップルケーキ」。台湾旅行に来た人はまず間違いなく買っていくのではないでしょうか。老舗の中華菓子店、パイナップルケーキ専門店、ベーカリー、ホテルなどさまざまなお店でパイナップルケーキは売られていますが、やっぱり観光客が殺到するのはメディアで紹介される有名店。もちろん有名店のパイナップルケーキも美味しいですがたまには無名のお店で買ってみるのも面白いと思いますよ。というわけで今回は台北の大同区にある中華菓子の老舗「新瑞嘜」のパイナップルケーキを紹介したいと思います。
新瑞嘜
MRT大橋頭駅近くの老舗中華菓子店
MRT大橋頭駅から歩いて5分ほど、重慶北路から昌吉街に入って少し進むと右手に「新瑞嘜」が見えてきます。お店の斜め向かいには大きなビルがあって行政施設や蘭州市場が入っています。
1970年オープンということなので創業50年にもなる中華菓子の老舗です。あまり名前は聞きませんが過去には「國家優良商品金牌獎」などの受賞歴があるそうです。
店内は小さなスペースですが豊富な種類のお菓子が陳列されています。それにしても半分物置きのようになっているのをよく目にするのですが、こういったお店の特徴なんですかね(笑)。
やっぱり一番人気はパイナップルケーキ。
こちらは混ぜ物なしのパイナップルケーキ「土鳳梨酥」。
箱入りは8個入りから。
バラ売りもあるのでいろんな種類を少しずつ買って味見をできるのが嬉しい。
人気なのかこれは残り2個になってました。
もちろんパイナップルケーキ以外のお菓子も。
牛軋糖(ヌガー)もあります。
花生酥や杏仁酥。ちょっと試食させてくれたのですが、これなかなか美味しいです。
いろんな種類のパイナップルケーキを買ってみました
というわけでパイナップルケーキをいくつか買ってみましたよ。
■原味鳳梨酥(1個30元、8個入り240元)
まずはオーソドックスなパイナップルケーキ「原味鳳梨酥」。
フィリングには冬瓜が入っているのでとても滑らか。酸味もなくて食べやすい味です。わりと生地が薄くてフィリングのボリュームが多いですね。なかなか美味しいです。
■土鳳梨酥(1個30元、8個入り240元)
日本語で「パイナップル100%の養生パイナップルケーキ」と書いてます。養生がどういうことか分かりませんが冬瓜などの混ぜものを使っていないタイプのパイナップルケーキです。
なんとハート型。手が込んでますね。
パイナップルのみのフィリングなので色が濃くて酸味もあります。より果実感を感じられるパイナップルケーキですね。生地もややさっくり感が強いです。
■鳳黃酥(1個35元)
卵黄入りのパイナップルケーキ「鳳黃酥」。「フェニックスはパリッとしている」って久々に面白い日本語を見た(笑)。
ご覧の通りパイナップル餡に加えて卵黄が入っています。甘じょっぱくてこれが美味しいんですよ。ただし有効期限がやや短めなのでお土産にする場合は注意。
■蔓越莓鳳梨酥(1個35元)
クランベリー入りのパイナップルケーキ「蔓越莓鳳梨酥」。
中にクランベリーの果肉がゴロっと入っています。果肉がかなり大きいので食べたときに存在感がありますね。
■棒果胚芽鳳梨酥(1個35元)
ヘーゼルナッツ入りのパイナップルケーキ「棒果胚芽鳳梨酥」。卵黄入りやクランベリー入りのパイナップルケーキは食べたことありますがヘーゼルナッツって初めてですね。
確かにフィリングの中にナッツが入っています。これはナッツの食感がよくてなかなか美味しい。甘すぎるのに飽きたときにはちょっと変化があっていいですね。
■蔓越莓核桃哈蜜果酥(1個35元)
これはパイナップルは入ってないのかな。クランベリー、クルミ、メロンとなかなか具だくさんですね。
フィリングの中にはクランベリーとクルミが見えます。食べると確かにメロンの味! これははっきり言って美味しい。メロンだけだとちょっと甘すぎる感がありますがクランベリーとクルミがいいアクセントになっています。
■太陽餅(1個30元)
太陽餅も買ってみました。
地味な見た目、地味な味はまさに王道の太陽餅(褒めてます(笑))。フィリングの量がやや多めかな? そのせいか太陽餅にしてはまあまあ味にメリハリがあります。
メディアでよく紹介される有名店もいいですが、こういった日本ではあまり名前の知られてないお店で買ってみるもの面白いですよ。
店舗情報
住所 | 台北市大同區昌吉街100號 |
営業時間 | 9:00~22:00 |
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