台湾東部の街「台東」に行ったことはありますか? 新幹線が通っている台北、台中、台南、高雄などの都市に比べるとアクセスがやや不便なのでなかなか訪れる人はいないのではないかと思います。高雄から台鉄に乗っても3時間ほどかかってしまうんですよね。でも台東にはきれいな海や田園風景などがあって自然の魅力に溢れる素晴らしい街なんですよ。それにもちろん食べ物も美味しい。台東グルメといえば米苔目が有名でたくさんのお店があるんですよ。今回はその中でも特に人気のあるお店「榕樹下米苔目」を紹介したいと思います。
榕樹下米苔目
屋台から始まった米苔目の老舗
こちらが「榕樹下米苔目」。中華路から大同路を北に入ってすぐの場所にお店があります。店名からも分かるように以前榕樹(ガジュマル)の近くで営業していたことからこう呼ばれています。当時は屋台から始まったそうですが、現在その榕樹(ガジュマル)はもうなくなってお店も立派な建物になっています。
台東で米苔目と言えばまず「榕樹下米苔目」の名前が上がるであろう超人気店。ごらんのようにお店はいつも大混雑です。
店頭のキッチンでは休むことなく次々と米苔目が作られています。
店頭にオーダーシートが置いてありますよ(店内にもあるみたいです)。
內用(イートイン)の場合の注文の流れが書いてあります。ざっと説明すると以下の通り。
- 空いてる席を探して1人がカウンターでテーブル番号を伝えて注文します(テーブル番号はオーダーシートに記入欄があります)。
- 小菜とドリンクは自分で席に持っていきます。
- 米苔目は店員さんが席まで持ってきてくれます。
1人の場合は自分で席を確保しておいて注文するしかないですねー。
というわけでまずは席を確保です。
それにしても混んでます。
こんなテラスみたな席もあります。
ほぼ満席状態ですね。
奥に行くとさらに別館のような席がありますよ。
やっと空いてる席を見つけましたよ。
席に着いたらオーダーシートに記入です。
テーブル番号はこんな風に番号が貼ってあります。
記入を終えたらオーダーシートを持って注文カウンターへ。
レジの横に小菜(滷味)があるので食べたい場合はその場で注文しましょう。小菜(滷味)はオーダーシートには載ってないので口頭注文です。
ショーケースの下に名前が書いてあるので分かりやすいと思います。「太和拼盤」というのは滷味の盛り合わせですね。
注文を終えたら明細(レシートではない)を渡されます。その明細をテーブルに置いて待ってください、と書いてますね。
小菜(滷味)とドリンクは自分でテーブルに運びます。
明細はテーブルの上に置いておきましょう。後で店員さんが米苔目を持ってきてくれます。
箸や小皿はこちらから自分で取って行きます。
鰹節たっぷりの出汁が美味しい
注文したのはこちら。
米苔目・小碗湯的(45元)、太和拼盤(滷味)(100元)、滷蛋(10元)、魚丸(10元)、初鹿鮮奶茶(35元)
初鹿鮮奶茶というのは台東の有名な初鹿牧場の牛乳「初鹿鮮乳」を使ったミルクティーです。
滷味の盛り合わせ「太和拼盤」。内容は特に固定されてなくてお皿によって異なるみたいです。このときの内容は海帶(昆布)、鴨米血、甜不辣(テンプラ)など。お肉は何だろう、後腿肉かな?
米苔目はスープなしの「乾的」とスープありの「湯的」があります。このとき注文したのは「湯的」の小サイズ。小サイズといってもかなりボリュームあります。滷蛋と魚丸をいっしょに注文すると米苔目にトッピングして持ってきてくれます。
米苔目には烏醋(左)を少し加えると美味しいですよ。
滷蛋、つまり煮卵ですね。
こちらは魚丸。魚のつみれ団子です。
個人的には米苔目はスープなしの方が好きなんですが「榕樹下米苔目」の米苔目は鰹節がたっぷり入ってるのでスープありの方がその美味しさがより引き出されるような気がします。まるでうどんを思わせるような甘味のある出汁は台東に数ある米苔目のお店の中でも各段に美味しい。そして米粉で作られた麺はツルツルと心地よい食感です。人気があるのも頷けますね~。
店内では台東産の鰹節、調味料、お菓子などもたくさん売っているので台東のお土産に買っていくのもいいですねー。
店舗情報
住所 | 台東市大同路176號 |
営業時間 | 9:30~15:00、17:00~20:00 |
休日 | 水 |
HP |